みなさん、こんにちは。
今日は、2021年12月から第2・4土曜日の19時半から行っている
心理系大学院受験用勉強会について書いていこうと思います。
12月26日に開催した勉強会では、
2つのテーマについて論述の練習を行いました。
① 家族療法
② 遊戯療法
についてです。
詳しいキーワードなどは、
ここでは書きませんが、私が論述してみたものは下記の通りです。
(キーワードが見たい人は、是非とも勉強会に参加してね!!)
家族療法について400字程度で述べなさい。
家族療法とは、家族全体を相互作用しあう一つのシステムとみなし、その家族全体に働きかけようとする心理療法である。様々な学派があるが、共通している点としては、①システム論に依拠しており、家族を治療の単位として見立てること。②家族間のコミュニケーションを重視していることなどが挙げられる。家族療法では、症状や問題を抱えた人をIP:みなし患者として捉え、家族がシステムとしての機能を失っているがために、症状や問題が表出していると考える。治療においては問題が家族の中でどのように起こっているかをアセスメントし、家族の構成がどのように治療に参加できるかを鑑みて、治療の目標を共有し、家族構成員間で得られた合意の上で介入を行なっていく。家族療法には様々な学派があり、ミニューチンの構造的家族療法やアッカーマンの精神力動的家族療法などがある。中でもベイトソンが提唱したダブルバインドという概念は、家族療法はもとより様々な心理療法に影響を与え、統合失調症の病理を理解する上で重要な概念となった。(416字)
遊戯療法について400字程度で述べなさい。
遊戯療法は、おもに言語表現が未発達な子どもを対象として遊具や玩具を使用して遊びながら行う心理療法である。プレイルームという空間を用いて、子どもの主体性を重視しながらセラピストは子どもに受容的に関わる。そのように接することで、子どもには何をやっても自由であり、セラピストとの関係においては守られるという確信が得られていく。代表的な遊戯療法には、ロジャーズの弟子であるアクスラインが創始した児童中心理療法がある。アクスラインは遊戯療法における8つの原則を提唱し、これらは遊戯療法の基本原則して知られている。アンナ・フロイトやメラニー・クラインは精神分析の影響を受け、精神分析的遊戯療法を創始している。遊戯療法においては、子どもの遊びにない的な世界が現れると考えられており、自由に守られた空間で遊ぶことがこれらを促すとしているが、そのためには時間やルールといった構造も遊戯療法には重要な要素となる。(379字)
さて、今回は神経心理学領域の論述問題がメインでした。
心理系大学院を目指されている方がいたら、是非ともご参加下さい♪
心理系大学院受験勉強会
日時:2021年9月から 第2・4土曜日 19時30分から21時くらいまで
費用:各回参加 2,000円 年間参加 40,000円
場所:Google meetを使用してオンライン上で開催