みなさん、こんにちは。
今日は、2021年9月から第2・4土曜日の19時半から行っている
心理系大学院受験用勉強会について書いていこうと思います。
12月11日に開催した勉強会では、
2つのテーマについて論述の練習を行いました。
① 精神分析的心理療法
② 認知行動療法
についてです。
詳しいキーワードなどは、
ここでは書きませんが、私が論述してみたものは下記の通りです。
(キーワードが見たい人は、是非とも勉強会に参加してね!!)
精神分析的心理療法について400字程度で論じなさい。
精神分析的心理療法とは、フロイトが創始・確立した治療技法やその理論を援用した心理療法を指し、クライエントが抱える問題の背景に無意識の存在を仮定している。原法では、クライエントを寝椅子に横たわらせ、頭に浮かんでくることを包み隠さずに話させる自由連想法を用いており、クライエントが黙り込むと、無意識に直面する抵抗であると考え、弱めるために抵抗解釈が行われたり、過去の重要な人物に向けられた感情を治療者に向ける感情転移も起こり、転移解釈を用いて、気づきを促す。治療過程において、クライエントは次第に自身に対する洞察が得られ、頭だけで理解する知的洞察だけでなく、情緒的体験を伴った情緒的洞察を得るとされている。また、フロイトは夢を「無意識に至る王道である」と考えて、夢の解釈を重要視している。精神分析的心理療法における理論は、一般的な心理療法でも重要な概念となっており、クライエントとカウンセラーという関係性の中で生まれる転移と逆転移をいかに臨床につなげるかというカウンセリング理論全般に影響を与えた。(423字)
認知行動療法について400字程度で論じなさい。
認知行動療法(以下CBTと略す)は、ベックの創始した認知療法に、行動的技法を効果的に組み合わせて用いる心理療法の総称として捉えられている。クライエントの現実的な適応問題に焦点を当てて、治療を進めていくCBTでは、最初にCBTがどのような技法であるか、認知・行動と感情の結びつきに関して、心理教育を行って、導入をする。そして、クライエントの抱える問題を聞き取り、多面的にアセスメントを行った上で技法を適用していく。例えば、クライエントの認知の部分に問題を見出した場合、ある出来事が起きた時に自然に出てくる思考、自動思考に特有の認知の歪みがあることを自覚し、その歪みを解消していく認知再構成法などが用いられる。CBTのセッションは強く構造化がされており、20回前後を1セッションとして集結することが多い。認知的技法と行動的技法をそれぞれ適宜組み合わせて構成された治療パッケージを用いて治療を進めるのが一般的である。(374字)
さて、今回は神経心理学領域の論述問題がメインでした。
心理系大学院を目指されている方がいたら、是非ともご参加下さい♪
心理系大学院受験勉強会
日時:2021年9月から 第2・4土曜日 19時30分から21時くらいまで
費用:各回参加 2,000円 年間参加 40,000円
場所:Google meetを使用してオンライン上で開催