みなさん、こんにちは。
今日は、2021年9月から第2・4土曜日の19時半から行っている
心理系大学院受験用勉強会について書いていこうと思います。
10月9日に開催した勉強会では、
2つのテーマについて論述の練習を行いました。
① ストレッサーとコーピング
② PM理論
についてです。
詳しいキーワードなどは、
ここでは書きませんが、私が論述してみたものは下記の通りです。
(キーワードが見たい人は、是非とも勉強会に参加してね!!)
ストレッサーとコーピングについて300字程度で論述せよ。
セリエは、生体が外部から物理的・心理的・社会的に受ける様々な環境刺激をストッレサー、生体がストレッサーに適応しようとする反応をストレス反応と呼んだ。汎適応症候群とは、そのようなストレッサーに対して生体が適応しようとする非特異的な反応のことをいう。ラザルスは、ストレッサーは、環境的な刺激のままストレス反応に直結するのではなく、生体側の認知が影響しているというストレスモデルを考え、ストレスを低減するための対処行動であるコーピングを提唱した。コーピングには、主として、気晴らしなどの感情的な苦痛を和らげる目的の情動焦点型コーピングと、問題状況そのものを改善しようとする問題焦点型コーピングがあり、ストレスにさらされた場合には単一のコーピングを用いるのではなく、複数のコーピングバリエーションを保持しておくことが推奨されている。(346字)
PM理論について300字程度で論述せよ。
PM理論とは、三隅二不二によって提唱されたリーダーシップの機能に関する理論である。三隅は、集団目標を達成するため計画の立案、指揮命令を行う集団目標達成機能である「P機能」と、集団自体のまとまりを維持・強化し、集団内に友好的な雰囲気を作り出す集団維持機能である「M機能」があると考えた。さらに、そこから4つの類型を構成し、達成機能も維持機能も高いPM型、達成機能は高いが維持機能が低いPm型、達成機能が低く維持機能は高いpM型、双方ともに低いpm型で、生産性や士気を検討したところ、高いものから順番にPM型、pM型、Pm型、pm型となり、生産性や士気の向上には課題達成機能だけでなく、集団維持機能も重要な働きを持つことが示唆されている。(284字)
さて、今回は産業領域の論述問題がメインでした。
心理系大学院の入試問題は、ゼミを持っている教授陣の専門性によって出題される問題も異なってきます。
産業領域やストレスについて専門性を持っている教授がいる場合は、上記のような問題が出題される可能性が高いので、準備しておきましょう。
また、下記のような資格を取得しておくのも、心理系大学院受験に役立つと思いますので、参考にしてみてください!!
心理系大学院受験勉強会
日時:2021年9月から 第2・4土曜日 19時30分から21時くらいまで
費用:各回参加 2,000円 年間参加 40,000円
場所:Google meetを使用してオンライン上で開催
臨床心理士を目指すために買っておきたい本④
もし、大学院での研究や今後のキャリアとして、
産業領域で勤務したいとお考えの方は、メンタルヘルスマネジメント検定を受験することをお勧めします。
Ⅰ種からⅢ種まであり、
Ⅰ種:マスターコース:企業の人事や管理職向け
Ⅱ種:ラインケアコース:部下などのメンタルヘルス管理
Ⅲ種:セルフケアコース:自分自身のメンタルヘルス管理
などと区分があります。
私も近いうちにⅠ種の合格を目指します!!