大晦日ですね。

全くもって自分のためだけにではありますが、
今年1年を振り返ろうと思います。



去年の大晦日に書いたブログで、

2024年のライター仕事は、

職人型の仕事を基本に

自分のカラーを出す個性型ライターとしても

やっていきたいな、

ということを書いていました。



全く忘れてた!


今年はそうだなぁ…

結果的に、個性型ライターに向かうために、

なりたい自分像みたいなところを

探し求めていた1年だったような気がします。


文章の生成AIの進化が凄まじく、

ほんと、「まとめる」役目のライターは

絶滅が近いと感じるようになりました。


じゃあ人間にしかできないことは

何なんだ、と考えると、

「感じる」なんですよね。


この人はこう言っているけど、

どうして、あのことには触れないんだろう。


言いたくないけど

聞いて欲しいこと、あるんじゃないかな。


こう言っているけれど、

別の表現の方が

心の奥底で思っていることに

近いんじゃないかな。


そんなふうに感じて、

言葉を返し、文字にできる

インタビューライターになりたいな、

と頭がまとまってきた感じです。


そう感じるようになったのは、

やはり夏に受講した、

コピーライター梅田悟司さんの

『話している言葉から伝えたいことを掴む力

―誰かのために言語化を活かす―』

の講座で学んだこと、

そこで出会った人たちの影響が大きかったですね。


「目的」「効率」を重視するあまり

切り捨てられてしまう事柄や気持ち。

それこそが大切なことだし、

その人の魅力なんだと思います。


「人間らしさ」というか。


それを拾い上げられる人になりたいし、

人に伝えられるようになりたい。


前々から漠然と感じていたことが

やっぱり自分の軸なんだと

感じた1年でした。


私がなりたい「個性派ライター」って、

独特な語り口があるわけでも、

鋭い切れ味があるわけでもない。


でも

「石原さんの取材って、

 気がつけばたくさんしゃべっていて

 あぁそういうことだったのか!って分かって

 すっきりする、そしてそれを

 心にすっと入ってくる言葉にしてくれる」

という感じなのだと思います。


「かげ」の極みのような個性を

身につけたインタビューライターに

なりたいんですよね。



そのための手段のひとつとして、

オンラインの取材の恩恵を

受けまくったここ4年ほとでしたが、

わざわざ出かけて、

リアルなその場の空気を感じて、

文字にする、ということを

積極的にやっていきたい気持ちが

強くなってきました。


まさに「肌」で感じられること

大事にしたいなぁ!



プライベートでは、

子どもたちが高1、中1になったことで

母親業からずいぶん

解放されるようになったなぁと

感じる一年でした。


子どもには子どもたちの世界ができて、

その分夫婦の時間を

大切にしていきたいなと思うようになりましたね。


夫婦で週2ウォーキングをはじめたり

お出かけしたり、

前より話す時間も長くなりました。


冬のウォーキングはこんな真っ暗な時間


その分、子どもたちとも

しっかり話しておかないと

あっという間に子育て終了してしまう!

という焦りも感じるようになりました。


来年は子どもたちと意識的に

もっといろんなこと、

話していきたいな。



そして、大阪でひとり暮らししている母は

今年一年でまた随分年老いて、

意識的に一緒にいる時間をとらないと、

と思うようになりました。


仕事も、栃木の家族も、大阪の家族も、

どれかを諦めるのではなくて、

全体をいい感じで大切にしていける

その方法を探る2025年にしたいです。



これまでの私の傾向からして、

大体4年にいちどくらい大きく変わるときがきて、

コロナ禍から始まった今の

オンライン取材中心の働き方も

来年がらっと変わる気がしています。


何となく、ですが。


来年の大晦日に「あぁ今年は確かに変わったなぁ」と

思えると楽しいな。



今年もお世話になったみなさま、

ありがとうございました。


来年もどうぞよろしくお願いします。


2024.12.31

ココロツムグ研究所かげいろ

石原智子