毎週月曜日は、

中1息子のリードクライミングの練習の

ビレイヤー(ロープを持つ人)として

私もクライミングジムに

行っています。

 

息子が週2回は

学校帰りにそのまま自転車で

ジムへ行くようになったので

私が行く頻度はだいぶ減ったような

感覚がしています。

 

送迎や付き添いで

時間取られるなぁ、大変だなぁと

今までは思っていたけれど、

こうやって親の手を離れてくると、

あと数年、一緒にリードの練習をできるのは

とっても嬉しいことのような気がします。

そういえばずっと前に

先生もそう言ってたな。

 

昨日は、1年越しで

ある課題ができました。

 

このグレードというのが、

課題の難しさを示すものなのですが、

13台ができるようになると、

お、ちょっと競技っぽくなってきたか?

という感じです。

 

13台の中でも、

この課題は簡単だと言われていたのですが、

息子はできない。

できたての頃、数回やってみましたが、

できないので、

息子の中では「13台無理だ」の

ブロックができてしまいました。

 

しばらく間を置いてやってみましたが、

やっぱりだめ。

息子の中では「バナナの呪い」みたいに

なっていました。

 

 

7月に、リード種目もある

コンペに出るので、

息子も「そろそろ13台やらないといけないな」

と言い出し、

「バナナ、嫌だけどやる」と、

昨日久しぶりに挑みました。

 

すると、なんと1年もかかっているうちに、

身長が伸びて、

これまで苦労していたところに

手が届くようになったというのです。

「なんか…簡単になってた」と驚く息子。

 

離れているうちに背が伸びて

できるようになったとは、

何だか皮肉なものです。

 

でも、リード競技というのは

初見でどこまで登れたかを競うので、

何度もトライしてゴールできても、

コンペ的には意味がないのです。

 

昨日、新しくできた

12台(13よりも易しい)の課題を

初見ではゴールできなかった息子。

 

「自分の最高グレードは12Aか…

 それも何個かだけ」と

現実を見て凹んでいました。

 

そうです、競技の世界は

厳しいのです。

 

母的には、ながらくできなかった課題を

諦めず、クリアできたこと自体で

褒めてやりたい気分ですが、

そんな単純なものでもないのが

現実ですね。

 

 

今の時代は、苦手なものは無理をせず

人に頼ったほうがコスパやタイパがいい、

という風潮がありますよね。

好きなことだけして生きていけたら

その方が幸せだよね、と。

 

私も基本的にはその考えに賛成で、

自分もそう生きていけたらなぁとも

思うのですが。

 

息子の「できないけど、やらなきゃ」

と思っている様子とか、

すんごい時間かかったけど

できるようになって嬉しそうなところを

見ると、

「苦手を頑張る」のも悪いことじゃないなと

思います。

 

でもこんなに時間をかけて

取り組めること自体が

減ってきているのかもしれませんね。

 

スピード大事。

はい、時間切れ。

 

そんなことばかりな気がします。

 

でも、費用や時間だけでは

測れない何かがきっとあるんだよなぁ。

私も「これ!」と言語化できないのが

残念なのだけど。

 

息子がクライミングに取り組む中で

そのヒントを見つけてくれたら

いいなぁと思います。

 

大会まであと2カ月。

苦手強化月間だな。

親もがんばろ。

 

 

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ココロ ツムグ研究所かげいろは

栃木県宇都宮市で、

「丁寧に紡いだストーリーで人との距離を縮める」

をMissionとして取材・執筆活動をしています


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