最近はいろいろなものを

ネットで購入することが増えましたが、

先日、店頭販売の醍醐味って

こういうところだよなぁと

思うことがありました。

 

我が家には掃除機が3台あります。

掃除機ロボットルンバ、

軽量コンパクトなスティック掃除機マキタ、

15年前、結婚当初に買ったキャニスター型のダイソン。

 

私は重くてコードをつながないといけない

ダイソンは好きではなくて、

もう捨ててはいいかなというほど

使っていません。

 

夫は、吸引力の弱いマキタが

好きではなくて、

年数回だけれど、

自分が使うのはやっぱりダイソン!

という感じがあります。

 

ルンバを使うには

なんだかんだ床にあるものを

どかすのが億劫で

(おい!元整理収納アドバイザー!)

頻度は週1?

私はやっぱりちょこちょこ

気になったところをマキタ派です。

 

GWの私の長期留守中に

夫がダイソンを久しぶりに使ったら

ゴミ溜め部分のセットがあまくて

使用中に外れて中の塵・ホコリを

ぶちまけてしまって

それはそれは大変だったらしく

「新しいダイソンを買う…

 新しいダイソンを買う…」と

恨みごとのように言ってきたのです。

 

私はそれなら、

マキタのバッテリーが弱ってきてるから

買い換えたいなぁと思っていたのですが、

とりあえず、電気屋さんをのぞいてみようか、

という話になりました。

 

売り場を一回りしてみて…

 

・吸引力ばっちりなキャニスター何かと

・小回りのきくスティック(マキタ指名買い)

を新調するかなぁ、というのが

私たちの感覚でした。

 

そこに登場したのが

その電気屋さんの販売員、Sさん。

メーカーさんからの応援ではなく、

その販売店の方でした。

 

キャニスター型のところにいた私たちに、

軽くそれぞれのメーカーの特徴を説明し、

吸引力をお求めならこれ、

のようなことを教えてくれたあと…

ここからがSさんの本領発揮でした。

 

私たちの掃除機事情を聞きだし、

「3台持ちは珍しいですね…」と

一般的な見解を述べ、

私が手軽さ、

夫が吸引力を求めているのを知ると、

ダイソン売り場に連れて行きました。

 

15年前の知識で止まっている私たちに、

今はもうキャニスター型は

生産されていないこと。

スティック型も、

前のようなでかい、重いものでなく、

軽量で小回りのきくものが人気なこと。

ダイソンの軽量型のスティックを新調すれば、

夫と私の希望が叶えられるのではないか、

ということを、

大変流暢に、でも押しつけがましくなく、

教えてくれました。

 

 

その説明の間にも、

他メーカーのスティック型や

キャニスター型の特徴や

手入れの仕方、お客様の声などを盛り込みつつ、

今、私たちのニーズに合ってるのはこれ、

というところまで絞り込んでくれて。

 

私たちは、もう買うならこの一択、

というところまでになりました。

 

すごいですね、家電販売員さんって。

知識もすごいし、

Sさんはそれをひけらかすのではなく、

私たちの役に立つために

使おうとしてくれている。

 

ちょっと感動ものでした。

 

ただ、ひとつ気になるのは置き場。

私は今はマキタを冷蔵庫と

食器棚の間に

マグネットをくっつけて

ぶら下げているのですが、

そこにこのダイソンを置けるのか…

そこだけ確認が必要で

サイズを測ってもらって、

そのときはいったん持ち帰りました。

(結果、置きたい場所には置けなくて

 置き場を再検討しなければならないのですが…)

 

売り上げ的には、

その場で売れなかったSさんは

販売員としてはよくないのかもしれません。

 

でも、「今日だけですよ」などと

脅して買わせなかったことも

とても好感が持てたし、

ちゃんと置き場を決めたら

またSさん指名で買いに行こうと思いました。

 

ネット検索だったら

こんな風に、

自分たちの思い込みを覆して

新しいかたちで新調するってのは

思いつかなかったと思います。

 

これこそ、人間だからこそだなぁと

感じました。

 

 

ライターもそう。
文章生成AIで、

いくらでもプロンプトを出す人の

直接的な要望には応えられるけれど、

「え、そんなこと思いつかなかった」

「私、そういうことを求めてたのか」

という内容を提案できるのは

きっと人間だけなのだと思います。

 

そういうライターにならないと、

生き残っていけないですよね。

 

ケーズデンキの販売員Sさんから

教えてもらいました。

 

掃除機はいったん保留になったけど、

同じSさんから

ノートパソコンを衝動買いした話は

また今度書きます。

 

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ココロ ツムグ研究所かげいろは

栃木県宇都宮市で、

「丁寧に紡いだストーリーで人との距離を縮める」

をMissionとして取材・執筆活動をしています


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