金曜日、娘の高校入学式でした。

 

前日の夜まで

書類書きに追われていたり、

一緒にこれまでの教科書ノート類を整理したりして
バタバタしていましたが。

小6の教科書まだ捨ててなかったのはびっくりしたけど笑

たくさん勉強したなぁと本人も満足気でした

 

当日、車で一緒に学校に向かう途中に

「そういえば、娘の入学式に

 出席するのも、もしかしたらこれが最後かな」

と思って、急に感傷的になりました。

 

相変わらずまだバタバタしていますが、

火曜日息子の入学式が終わったら

ちょっとは落ち着くのでしょうか。

 

 

そんななか、

数日前に思い立って、
娘の入学式と、息子の入学式の間にあたる

この週末に、と

オトワレストランのディナーを予約しました。

 

3年前、娘の小学校卒業式の日に

奮発して予約して、

最高にすばらしかったので、

次は3年後、と決めていたのです。

 

 

ランチにお友だちと行くならともかく、

ディナーに家族4人で行くとなると
かなり勇気のいる額になるのですが…

2時間半ずっと楽しく、

満足感半端ない、すばらしい時間でした。

 

3年前は、子どもたちは

お子さまコースだったのですが、

今回はみんなで大人のコース。

年月が経ったことにしみじみします。

 

そしていつも外食のときは、

どちらかが飲んで、どちらかが運転して帰るのですが

(ジャンケンをすると私が必ず勝つ)

今回は、「代行で帰ろう」と夫が言い、

ふたりでワインのペアリングを楽しむことに。

 

いただいたメニュー。

松竹梅で言うと梅のコースなのですが

それでももう最高にすばらしいお料理でした。

 

■アミューズ

エルダーフラワーが入った
水風船のようなものを一口で口に含むと

ぱちんとはじけて、香りがわーっと広がるのです。

 

「アミューズ」というのは

「楽しんでもらうためのおもてなし」を

意図したものだそうですが、

その名の通り、

家族4人、もうこの1品目で

心奪われました。

 

■桜海老

え?スープ?と思ったら

その下に桜海老の風味たっぷりのムースが登場!

子どもたちの“思ってたんと違う”の反応が

面白かった…。

 

楽しい裏切り、っていいですね。

ワインではなく、

大吟醸の日本酒がやってきました。

 

食事に合わせて、少しずつぴったりのお酒をいただけるって

なんて贅沢なのでしょうね!

 

■栃木旬野菜

私的にはこのサラダがいちばん感動しました。

栃木県産のいろいろな野菜が、

それぞれに合った調理法で

焼いたり、ゆでたり、生だったりするところに

自家製葉野菜とハーブが乗っていて、

そこにブイヨンのスープがかかってる、

というものなのですが…

 

もうとんでもない手間のかかり方ですよね。

そのブイヨンだって、何時間も煮込んでるのだろうし…

合わせて食べたときのそのおいしさたるや!

 

■帆立貝

主役のホタテが見えないけれど、

海老のあわあわしたおソース(表現!)に

セロリとリンゴ(王林)が乗っています。

 

セロリ?リンゴ?と

子どもたちはびびって手を出しますが…

ものすごい調和なのです。

合う…

おいしい…

 

もう我々はこのあたりで

テンションマックスになってきて、

「もうメインが来る前にごちそうさまでもいいくらいだね」

というほど、満足していました。

 

■ヤシオマス 独活

このお品書きを見たとき、

私は「他のマスと群れず、一匹で悠々と泳ぐ立派なマス」

をつかまえて料理したのかと思ったのですが、

息子に「ウドだよ」と諭され

ひとつ賢くなりました笑。

 

ウドをスライスしたり、ゆでたり、

いろいろな調理法で低温調理されたヤシオマスに

合わせてるのですよ…。

うっとりするほどのおいしさ。

 

■蝦夷鹿 黒ニンニク

フレンチの醍醐味はソースだと言いますが、

ほんとですね…

肉汁を煮詰めたシンプルなソースに

黒ニンニクのソースは分けて置いてある。

緑のは、新里ネギのペースト。

 

菊芋に、エゾジカのジャーキー的なものが

パラパラとかかっていて、

何パターンもの味を一皿で楽しめるのです。

 

この赤ワイン、おいしかったなぁ…

ソムリエさんが、

「このワインが生まれたころ、

 息子さんはまだ3歳だったんですね」

なんて話しながら注いでくれるものだから。

 

あのころは幼稚園行くのイヤだって

毎日泣いてたなぁって思うと

目の前で大人と同じコースをモリモリ食べる息子の

とんでもない成長を感じて嬉しくなりました。

 

昨日は初老の男性のソムリエさんでしたが、

ワイン一つひとつ、

そのストーリーを語ってくれるし、

こちらから質問すると

さらに深い話をしてくださるので、

食事が何倍も楽しくなったんですよね。

 

6種類もお酒を楽しめて、

最高の贅沢でした。

 

■とちあいか

「レディだけですが」って

銀食器にお花を添えて

持ってきてくださいました。

「今では銀食器はほとんどないんですよ」と

いうお話を聞くと、また特別感増しますよね。

娘嬉しそうでした。

 

真空調理をしたいちごと、

桜味のアイス、

ムースにパリパリの飴を崩して絡めて食べるのです…

 

子どもたち、

「おいしい、おいしい」と

心から感動しておりました。

 

■カフェ・ミニャルディーズ

最後の最後まで楽しませてくれます。

3つとも全部、味も食感も心地よい裏切りがあり、

楽しいのです、とにかく。

 

こんなに食事が楽しいって思わせてもらえるって

ほんとすごい。

 

昨日思ったのは、

庶民でよかったなぁ、ということ。

 

もしわが家がとてつもないお金持ちで、

こういう豪華なお食事を

気軽にできるような環境だったら、

こんなにも、楽しめなかったんじゃないかな、

ということ。

 

日頃触れることのないレベルだから

感動がより深まるのでしょうね。

 

あとは、子どもたちが

味わって、楽しんでいる様子を見て、

大人だけで食事をする喜びと、

またちょっと違う喜びがあるなと思いました。

 

例えば息子は、

注いでもらったお水を飲んで

「すごい、この水、消えていく感じ」

と感動しているのです。

 

硬度の問題なのか…

私も詳しいことは分からないのですが、

確かにとても軽くてすっと消えていくような

味のお水だったのですよね。

 

一つひとつが新しい経験が

ほんとプライスレスな体験でした。

 

音羽シェフがテーブルを回ってくださったり、

息子さんの音羽さんもとても

興味深い話をしてくださったり、

とても気さくな雰囲気ででも

しっかりもてなしてくださるって

高度な技ですよね…。

 

また3年後、絶対お伺いしよう!と

庶民は決めたのでした。

あぁ、幸せなディナーでした。

 

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ココロ ツムグ研究所かげいろは

栃木県宇都宮市で、

「丁寧に紡いだストーリーで人との距離を縮める」

をMissionとして取材・執筆活動をしています


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