ここのところ、
ひとりの方の人生のストーリーを
じっくりたっぷり聞かせていただく
仕事が続いているので、
もう面白くて仕方ありません。
聞いていくなかで、
「どうしてそう思ったのですか?」
「いつからそう思ってたの?」
「そう思うに至る理由には
心当たりがありますか?」
など、
私なりに点を線につなげていくための
質問が思い浮かんできます。
それを聞いていくと、
そうかそうか、そういうわけかーと
突飛に見えた行動の理由が分かって、
私のなかできれいな
ストーリーになっていきます。
このつながる瞬間が楽しい。
伊坂幸太郎の小説を
読んでいるみたいな
気分になります。
それができるのは
あなたの能力だよ、と
心理学を深く学ばれている先生に
言ってもらったことがあって、
そうか能力ってそういうものなのか、
とちょっと拍子抜けしたのを覚えています。
そしてストーリーを聞いて
私が面白すぎるので、
まだ文章に仕上げる前ですが、
私の家族や友人に
「こんな人がいてね…」
という話をしまくっています。
(情報解禁までだまってないといけない、
という種類の案件ではないので)
そうしたら、
話を聞いてくれた人は
「え~面白い!
そんな風に生きられたらいいね!」
とか
「すごい底力やな…俺も見習わないと」
とか。
何かしら自分の人生に
プラスの感想を持ってくれます。
あぁ、私が仕事でやりたいのは
こういうことなんだな、と思います。
読んだり聞いたりする人の気持ちに
ブウォって、火をつける
アルコールを注ぐ感じ。
これはちょっとすごい炎すぎるかもだけど。
何かしら、ハートに火をつける
材料を提供したい。
今書籍をお手伝いしている方が、
「自分の成功者の哲学みたいなのを
書きたいわけじゃなくて…。
私のちょっと変わった人生を
物語みたいに読んでもらって、
そこから読んだ人なりに
何かを感じて、前向きな力に
変えてもらったらそれで十分」
とおっしゃっていました。
すてきだな、と思います。
そんな人生を送れていることもすてきだし、
押しつけがましくないスタンスもすてきです。
こういう人のことを
たくさんの方に知ってもらうために書く、
という今の仕事を
私はとても気に入っています。
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ココロ ツムグ研究所かげいろは