実家に月曜から来てまして、
今日栃木に帰ります。

知的障がいを持つ姉が
入居できるグループホームが
やっと見つかったので、
その契約やら準備のため。

そして、「話を聞いてほしい」と
何度もメールしてくる
母の話を聞くためでした。

姉の方の契約は
賃貸契約、
介護サービスの契約、
訪問看護のサービス……
さまざまな契約に3時間かかり、
これは81歳の母には絶対無理、というもので。

母にそれぞれの契約の簡単な内容、
担当者の名前と、何番目に
どんな話をしてくれた人か、
という説明を後からするだけで、
かなり時間と気力を要しました。

 

 

あとは…
きっと、母にとっては
こちらの方がメインイベントだったのですが、
「話を聞く」。

帰った日の夜に3時間、
契約の夜はさすがに疲れたので
早く寝たのですが、
昨日の夜は4時間(!)
母が一方的に話す「聞いてほしい」ことを、
延々と頷くだけで聞いていました。

私に何も言葉を挟ませてくれないほどの
マシンガントーク。

内容は、今から57年前(!)に、
母がお嫁に来てからの
辛かったことの数々…

どうして、父も亡くなり、
姉のお世話も卒業の今?
と思うのですが、
最近親戚付き合いが上手くいかず、
そこから「そもそも…」と
昔のことに対してどんどん気持ちが
向いていったようです。

・嫁、姑問題
・自営業の家に嫁いできた不安
・兄弟の多い父の兄弟たちとのいざこざ
・障がい児がいることでの肩身の狭さ

よくもまぁそんなに細かいことを
覚えているなぁというほど
何十年も前の
恨み辛みを私にぶちまける。

聞いてる方もつらいけどね…
本人もつらいよね…

人生の晩年になって、
つらい思い出ばかりが出てくるのって
本当にかわいそう。

過去のことは水に流して、
余生は自分の時間を
楽しく過ごせばいいのにな、
と思うのだけど、
もう今から性格は変えられないのでしょうね。

私に何ができるかな…
やっぱり話を聞いてあげるくらいしか
できないのかな。


秋休みの子どもたちを置いて、
冷凍食品や
レトルトばっかり買い込んで
こちらにくるのも、申し訳ないなぁ
の気持ちだったのだけど。

中3娘の、このひと言の返事を
もうお守りみたいにしていました。

 



きつねって、どん兵衛の赤いきつね笑。
やきそばくらい作れるように

材料は揃えていたけど
やっぱり作らないか。

でもさ、我が子に
「お体に気をつけてー」なんて
言ってもらうのはじめてだから
泣けたよね。

娘のひと言に支えられながら
母の話を聞く…
皮肉なものです。


でも、初日3時間話を聞いた後、
翌朝「やっぱり聞いてくれる人がいたらいいね」
って、母はすがすがしい顔をしていたので、
これはこれで、
日ごろ離れているからこそできる
親孝行だと自分を慰めています。

昨日は夜中12時になっても
まだ話が続きそうだったので
さえぎるように寝てしまいましたが…
今朝はどんな顔をして起きてくるのでしょうか。

夕方の仕事に間に合うように
家を出られるかな?


来るときに、
せっかくだからできるだけ楽しく、
と思ったけれど

 



さすがにこの状況の実家で
「楽しく」過ごすのは難しかった…。
最後くらい、ちょっと楽しいことしようかな。
母を誘ってモーニングにでも行くか。


朝から私のグチグチに
付き合ってくださってありがとうございました。

 

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ココロ ツムグ研究所かげいろは

栃木県宇都宮市で

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