今日から公開の
是枝監督の最新作『怪物」を
友人と朝一で観てきました。

カンヌ国際映画祭で
脚本賞と クィア・パルム賞(LGBTQ+を扱った作品に贈られる)
を受賞した作品です。

 



エンドロールが終わっても
しばらく圧倒されて動けなかったくらい、
すごい作品でした。

世の中すべては「解釈」で成り立っていて、
絶対的な真実なんてない、と言いますが。
 

3つの視点から描かれる同じ時間、出来事が
こんなにも違っていることに愕然としたし、
それを描き切っているこの作品の
美しさと残酷さと言ったら…。

私は母親なので、
特に安藤サクラさん演じる
シングルマザーに感情移入してしまって、
子どもたちも息子に近い
年齢の設定だったので、
この映画に描かれているようなこと、
起こりえるなとギクリとしました。

そしてきっと私も
彼女のように解釈するはず。

そして、実際に私が見ている我が子なんて
ほんと一側面だけで、
見えていないところがたくさんあるのを、
私の考えでつなぎ合わせているのだなと
改めて思い知らされた感じです。


ここのところ私は
映画館で映画を観るたびに
泣いてばかりなのですが
本作ももうボロボロ泣いてしまいましたね。

「感動して泣いた」
とか
「切なくなって泣いた」
とか、簡単な言葉では言い表せない感じ…
「すごすぎて泣いた」
というのが一番近いのかな。

人間や社会のどうしようもない
残酷な宿命―
それぞれに解釈して、
それぞれに正義がある生き物が
一緒に過ごすとこういうことが起こりえるな…と
いうような考えがぐるぐると頭を巡ると同時に。

映像と音楽が美しすぎて、
ほんとそれだけでも泣ける。

タイトルの「怪物」も、深い。

この世に絶対的な善人も
絶対的な悪人もいないのと同様に、
「怪物」も、時と場合によって姿を変える。

ほんと、示唆深い映画でした。

それに…
子役の2人、天才かな。

もう一度観たい映画です。

 

 

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ココロ ツムグ研究所かげいろは

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