「てっとう茶屋」はこんなふうに生まれた

昨日ご紹介した、
お友だちののぶえさんのカフェ
「てっとう茶屋」ですが、

『宇都宮市簗瀬町にオープン！「てっとう茶屋」へ。』宇都宮市簗瀬町の住宅街に昨日、お友だちがカフェをオープンしたので、さっそく家族でランチに行ってきました。お店の名前は「てっとう茶屋」。どうしてそんなちょっと変…

昨日の記事だけでは書ききれなかった、
思いがたくさん詰まったお店なので、
今日はその誕生秘話的な話を
書きたいと思います。

まず、このてっとう茶屋と変身した
「小屋」があった場所は
（昨日のブログお読みくださいね！）
私が宇都宮に引っ越してきてすぐ、
今住んでいる家が建つ前に
住んでいたアパートのすぐ前。

その小屋の前には、
私が住んでいた頃には、
小さな農産物直売所があって、
全品100円で、採れたての野菜が
置いてありました。

それが、大阪で生まれ育ち、
東京で働いていた私からしたら
とっても嬉しくて、
特にそこで売られていた
100円の枝付き枝豆は、
毎年夏のわが家の楽しみでした。

実は、結婚披露パーティの
自作プログラムにも書いたほど。
（席次とか、新郎新婦の紹介とかと一緒に
　新居の紹介も載せてた）

パソコンに残ってた！！

どうしてその話をここでするかと言うと、
ここに登場する
「おしゃべり好きなおばさん」が
じつは「てっとう茶屋」オーナーの
のぶえさんの亡くなったお母さまで、
認知症が始まりかけたころ、
少しでも人と交流を、
ということで、
この直売所に座ってらしたそうなのです。

当時は、のぶえさんと知り合いでもなく、
のちにそのことを聞いて、
ご縁に驚いたのですよね～。

てっとう茶屋は、
その小さな農産物直売所の
後ろにあった小屋がリノベーションされた
建物なんです。

やっぱり、昔から
「人と人が交わる場」を
のぶえさんは作りたかったのだな
と感じます。

そして、
このてっとう茶屋が生まれる
最初のきっかけとなった場に、
実は私も同席していたのです。

きっかけは、てっとう茶屋に
週末だけホール係で入ってる
ゆきちゃんからの相談でした。

今から約３年半ほど前。

当時、ライターとして
直接お客様からお仕事を受けられるように
なりたいと思っていた私は
「人生のストーリーを紡ぐ」と題して
プロフィール文や、
これまでの人生のストーリーを
物語風にまとめる、というサービスを
始めたところでした。

そこへママ友であるゆきちゃんが
「文章にしなくてもいいから、
私の頭の中を整理してほしい」と
依頼をしてくれたのですね。

そのときのブログ↓

『どんな仕事がいいかな？と悩む友人の「人生のストーリーを紡ぐ」』整理収納を通して心地よい空間づくりのお手伝いを。栃木県宇都宮市の「片付け相談所かげいろ」石原智子です。---------------------------…

ameblo.jp

ブログってほんと貴重ですね。
忘れかけていたそのときの様子が
ありありと思い出される。

そこで、私のなかで
“ゆきちゃんはどんな仕事がいいのか”に
たどり着くプロセスを整理できたのちに
じゃあ実際どんな風に動けばいいかな？
というアイデア出しのワークショップをしよう！と
助っ人としてお願いしたのが、
のぶえさんと、もうひとり、なほちゃんだったのです。

この場でいろいろわいわい話を
しているうちに、
なほちゃんは
「私は子育てにまつわるカウンセラー的な仕事を
　したいなぁ！」と言い出し
⇒のちに子育て心理学協会インストラクターとなる

のぶえさんは
「実はいつかカフェをしてみたいんだよね」
と言い出しました。

助っ人のはずが、みんな
自分の夢を見つけちゃった！

昔素敵なカフェでバイトをしていたことのある
ゆきちゃんが、ああいうお店で
また働けたらいいな…という話は出ていたので
「え？じゃあのぶえさんのお店で
　ゆきちゃん働けばいいじゃん！」
ってなったんですよね。

その夢が現実に！！

なほちゃんのFBからお借りしました！
左がオーナーののぶえさん。右が週末ホール係のゆきちゃん。

感慨深いよねぇ…
涙出ちゃう。

日常に疲れたときに、
ちょっと気を抜くために
出掛ける場をつくりたい。

その場がいろいろな人の
交流場所になればいいな
という夢を持って
カフェをつくっちゃったのぶえさん。

人を喜ばせるのが大好きで、
くつろいでもらえる場づくりの
お手伝いができたらいいなと
思っているゆきちゃん。

そんなふたりがつくる空間だもの。
居心地がいいに決まってる（笑）。

でもね、こう言っちゃなんだけど、
この想いだけで始まったカフェだから、
ビジネスとしては
もう全くもってこれから…なのですよ。

「なんだか恥ずかしくて」
とオープンの告知を
全くしてこなかったお店には、
当然オープン日にお客さんが来るはずもなく。

のぶえさんとゆきちゃんふたりで
ちーん、って座ってたんだって。

当たり前！！笑

私もカフェが現実にオープンすることを
知ったのはかなり直前で、
そばにいたなほちゃんが、
見かねて宣伝しまくるという（笑）。

そういう「これから」のところも
このてっとう茶屋の
魅力なのかもしれませんね。

基本、のぶえさんがひとりで
お店を切り盛りして、
ゆきちゃんは週末だけのヘルプなので、
お客さんがいきなり殺到するのも
困っちゃうというのも本当のところ。

少しずつ少しずつ、
のぶえさんが望む
「交流の場」になっていくといいなと思います。

こんな素敵な空間で、
週４日のお昼だけの営業だから…
残りの時間でも、色々な「交流」が
生まれそうですよね。

てっとう茶屋に行ってみて、
この場所好きだな、
のぶえさんの想いに共感するな、
という方がいたら、ぜひ
「私、ここでこんなことしてみたい…」と
話しかけてみてください！

そういう人があつまれば、
てっとう茶屋はうんと面白い場に
なる気がする！

そうそう、ゆきちゃんは
星読みができるし