整理収納を通して
心地よい空間づくりのお手伝いを。
栃木県宇都宮市の「片付け相談所かげいろ」
石原智子です。

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キッチンの整理収納をお手伝いしたお客様が

母親が収納していた方法を「こうすべき」と

思い込んでいて、そうじゃなくてもいいんだ、と

目からウロコだった、と感想を言ってくださったことがありました。

 

私も昨日、我が家のキッチンでの「こうすべき」の

縛りに気づき、夕食を作る前に思い立って整理し出しました。

 

私の縛りは

「ホットプレートとか電気鍋の箱は捨ててはいけない」。

 

親ではないと思うのですが、

学生の頃に一人暮らしをしていた友だちから

聞いたような気がします。

 

立てて収納できなくなるからね、と。

 

我が家のホットプレートは

結婚のお祝いに主人の会社の方からいただいたもの。

通常の鉄板、焼き肉用鉄板、たこ焼き用鉄板

3種類がうまく本体の中に収納できるようになっています。

 

そして収納箱。

引っ越しの際に、引っ越し屋さんの明らかにバイトのお兄ちゃんが

持った拍子にびりと破ってしまい、

取っ手で持ち上げられなくなっていました。

 

今までの収納場所はパントリーの再下段。

そうそう使うもんじゃないからいっか・・・と思っていたけど、

取り出す度にストレスを感じている自分に最近ふと気づきました。

 

手前の鍋を出して。

箱を開けて、固定するための発砲スチロールを外し、

箱から出して、使わない鉄板とか箱は、本体&鉄板を

使って洗って乾くまでは、

その辺に出しっぱなしかわざわざしまうか。

 

あー面倒。

 

そもそもここが定位置になったのは、

引っ越し直後、整理収納アドバイザーの資格も取得する前。

やっぱり、何となく最初に置いた場所って、

何となく使い続けるんですね。

 

それに「箱は捨ててはいけない」の呪縛も解けた(笑)

 

新しい置き場は、キッチン本体、シンク下の下段。

なるべくアクションを減らすように、鉄板を本体の中に収納して

フタをするというのをやめました。

本体の下にフタは置いてます。

使用頻度から、たこ焼き鉄板の下に焼肉鉄板。

毎回使う度に取り出していた、たこ焼き&焼き肉用鉄板を

仕舞うケースも、使うのをやめました。

 

ここの引出し、ビフォーはこんなものが入ってました。

それぞれ適した場所に移動しましたよ。

 

ついでに電気鍋も、箱の呪いを解こう。

食洗機の下に収納。

 

ビフォーはこんないい加減な感じでした。

米は玄米を精米器の横に置くようになったから、

この白米用米櫃も残り少し入ったまま使ってないし・・・

食べきって処分だな。

 

たまに使う大きな鍋のフタは

調味料の奥に立ちました。

 

処分したのはこれだけ。

 

あとは、場所の移動です。

 

がさごそやってたのは30分くらいかな?

 

この作業はお客様宅では仕上げの部類に入ります。

 

不要なモノを除き、仲間分けした(整理)後の、収納。

お客様が、自分ではできない~とおっしゃる部分です。

 

私は、減らす作業を宿題にして、

分ける&収納をお伺いしているときに

一緒にする、というパターンが多いです。

 

なんて偉そうに言いながら、

自分もずーっと「箱は捨ててはいけない」の呪いに

囚われていたのですけど(笑)

 

「思い込み」を体感した出来事でした。