🌱目線。









『ただいま~』




、、、、、




あれ?ゆうちゃん??


ゆうちゃんのが先に帰る予定なんだけどな。









『ゆうちゃん、ただいま~』




「、、おか、えり、」









リビングのソファーに突っ伏して寝てるゆうちゃん。


何かあったのかな?


いや、そりゃあるよね。


私の1日を今日はゆうちゃんがしてくれたんだもん。









『ゆうちゃん、歌の収録どうでしたか?』




「、、、、」




『ゆうちゃん?』




「ごめん、、歌えなかった」




『えっ?』




「また来週、収録しようってなった、、」




『あ、そうなんですね、、』




「ごめん、なさい、、、」





『気にしないで?まだ発売されてない曲だから、ゆうちゃんからしたら聞いたことない曲だししょうがないよ』




「でも、今までのなぁの努力が、、。」




『もともと来週の予定だったのを前倒しただけなんです!だからほんとに、気にしなくて大丈夫だからね?』




「あり、がとう、、ほんと、ごめんね?」




『もう、いいの!
それより私も大変でした、、』




「あっ、どうだった?」




『まず、最近入った子の名前と顔覚えていくべきでした、、』




「そっか、なぁちゃん卒業してから新しく入ったメンバー多いもんね?」




『それに、もともと仲良かったメンバーはつい私として接してしまって、なぁちゃんに煮てるって言われちゃいました、、』




「えっ大丈夫?バレてない?」




『バレては無い、はずです!』




「なら、よかった、、」




『でも一つだけ気になることがあって、、』




「ん?何かあった?」




『ゆうちゃん、後輩メンバーからモテすぎです!どれだけ声掛けられればいいんですか~懐かれてほかのメンバー好きになったりとか、、』




「しないよ?それを言うならなぁちゃんだって、、」




『え、なに?』




「いや、なんでもない、、」









歌の収録が上手くいかなかったゆうちゃんが落ち込んでいる様子だったけど


私の歌声は私にしか出せないし、ゆうちゃんの歌声はゆうちゃんにしか出せない。


上手いとか下手とかの問題じゃないと思うからゆうちゃんが悪いわけじゃない。


私だって、今日の公演で悠ちゃんの声が出せてた訳じゃないし、、。









だから、今日、後輩からたくさん声を掛けられたことに嫉妬したことを


少しふざけて伝えて、いつものゆうちゃんに戻ってくれればと思ったけど


なんだか、今度は落ち込むというより不機嫌なゆうちゃん。


私、何かしてたっけ??









『ゆうちゃん、、教えて?』




「、、なぁちゃんがアイドルの頃からなぁちゃんを好きだった人がスタッフさんにいた」




『えっ、あー、、なんかファンですって言われたことあったかも笑』




「ただのファンじゃないもん」




『えっ、でもファンって言われた以外、何も無いよ?』




「今日、ご飯に誘われた、、」




『仕事仲間としてじゃなくて?』




「ちがう、、もう恋愛禁止じゃないから猛アタックしますって、、」




『言ってた?』




「、、うん」









これは、嫉妬してくれたのかな。


だけど、こんなに可愛い嫉妬、私の顔じゃなくて


ゆうちゃんの顔でしてる姿が見たかったな。笑









『ゆうちゃんにも、ガチ恋ファンの人居るでしょ?』




「知らない、それに私はまだ恋愛禁止だし」




『ふふっなら安心だね?私の大好きなゆうちゃん、誰にも取られなくてすむ!』




「誰も取らないよ、、それよりなぁが」




『私も取られないよ?だって、私本人がゆうちゃん以外の人とどうこうなろうとか無いから!変わらないから!』




「、、、、、」




『ゆうちゃんは、変わっちゃう?』




「えっ?」




『恋愛解禁されて、他の人から好意を向けられたら』




「変わらないもん、、ゆうが好きなのはなぁだけだもん////」









あーーーかわいい!


なんで、なんで私の顔なのー!!!










『ごめんゆうちゃん、我慢できない!』




チュッ




チュー




チュッ




「ん、なぁ、、」




『ゆうちゃん』




チュッ




ん?




え?




えぇ!!!!




『ゆうちゃん!』




「なぁ!」




『へへっ、よかった!!』




「ん、なぁだ!!!!」









戻りました、私たち!


余りにも可愛いゆうちゃんに(私の身体だけど)


我慢できなくていっぱいいーっぱいチューしちゃったけど


戻れたなら問題なしじゃん??









『可愛いゆうちゃんだぁ~ねぇさっきの言葉もっかい言ってよ!』




「やだ、ぜーったいやだ」




『えぇなんでよぉ』




「言う必要ないでしょ」




『あるある、大あり!』




「なんで」




『ゆうちゃんの顔で聞いてないもん!』




「いらないから!」




『ええー聞きたいな!』




「いいです!絶対言いません!
それよりなぁちゃん、マネージャーでもスタッフさんでも優しくしすぎないでね?」




『ふふっ、かしこまりました!』









可愛いゆうちゃん。


なんで入れ替わって元通りになったのか分からないけど


可愛いゆうちゃん見れたから大満足!


それに、グループを卒業してからお仕事でのゆうちゃんを知らないから


今のグループでのゆうちゃんを知れてよかった。









ゆうちゃんがいつもどれだけ頑張っていて、どれだけの後輩から慕われてるか分かったから


同じくらい、それ以上に、私もお仕事頑張らないとなぁ。









もちろん、ゆうちゃんに勘違いされないように気をつけながらね?














【完】









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リクエストありがとうございました!


もしも村山さんと岡田さんの中身が入れ替わった状態で1週間過ごすことになったらどうなるかという作品をお願いしたいです。


またお待ちしています🙇🏼‍♀️