🍎目線。







ずっと、幼なじみだと思ってたなぁくん。


恋愛に興味が無かった私だけど、少しずつ周りが恋をするようになり


なぁくんが他の女の子に取られてしまうのにモヤモヤして


はじめて、なぁくんのことが恋愛対象として好きだと気づいた。


そして、茂木とおんちゃんのおかげで無事、付き合うことができた私たち。


もぎおんとのWデートもなぁくんとふたりきりのデートも何度もしてるし


なぁくんと過ごす時間は幼なじみのときと変わらないけど


好きって気づいてからはあっという間で、


ほんの少しのことでもドキドキするし


なぁくんのすること全部がかっこよく見える。









おんちゃんも茂木と付き合ってから、茂木への愛に溢れていて


なぁくんと茂木とクラスが違うから


休み時間はおんちゃんと2人でお互いの恋愛話をするのがお決まりになってるこの頃。









〈ゆうちゃん、昨日なぁくんとデートしたでしょ?〉




「え?あ、まぁ、、したけど??」




〈なぁくん、ゆうちゃんのこと好きすぎ!
ぶーちゃんから話を聞けば聞くほど、なんで、今まで気づかなかったんだろってなる笑〉




「はずかしい//
でも茂木もだよ?なぁくんからおんちゃんと付き合う前の茂木の話とかいっぱい聞いたけど、なかなか笑」




〈ずっと思ってくれてたんだね?〉




「うん、なんかうれしい///」




〈お母さんに私たち4人のこと話したらね、小学生のころからお互い大切にしてるのは、みんな気づいてたんだって!でもほんとに付き合うとはって言ってた笑〉




「私もお母さんに言われたよー、昔からなぁくんのこと好きって家族みんな思ってたって。なんか私だけ気づいてなくて恥ずかしかった///」




〈ほんとにね〜〉









私たち4人が仲良いように、それぞれのお母さんたちも仲良くて、


お母さんたち同士でそういう話をしていたことを今更になって知るとやっぱり恥ずかしい。


私から言ったわけじゃないのに、付き合った3日後には家族みんなにバレてたし、、


お姉ちゃん曰く、なぁくんと私の雰囲気が変わったとか。


まぁ隠すつもりもないけど。









〈んでんで、どーなの?ニヤニヤ〉




「どーなのって?」




〈いや、ねぇ?もう何回もデートしてるじゃん!なんならお家デートもしてるよね?〉




「してる、けど??」




〈え、、、まじで、この反応、なんもない感じ?〉




「なんもないって??」




〈えーーっと、なぁくんとデートのとき何してるの?〉




「遊園地行ったり、買い物したり、映画見たり、お家でゆったりしたり、、?」




〈お家でゆったりって?〉




「テレビ見たり、ゲームしたりとかだけど?おんちゃん、どーいういみ?」




〈いやぁ、、その、さ、ギューとかチューとかは?〉




「チュー!?」




〈ゆうちゃん、しーっ!〉




「あ、ごめん///」




〈ゆうちゃん、なぁくんと手繋いだことある?〉




「それは、付き合ったその日の遊園地デートから毎回してるけど、、」




〈手繋ぐ以外になぁくんに触れたことは?〉




「、、、ない」




〈まじ、か、、〉




「おんちゃんあるの?」




〈私、2回目のデートでキスしたよ?〉




「えぇ!」




〈いやぁ〜そっか、なぁくんって意外と奥手なのかな笑〉




「し、しらないけど、、」




〈あとで、ぶーちゃんに聞いてみる?〉




「んー、、、」









正直、なぁくんと一緒に居られるだけで十分幸せって思うけど


私にはそういう世界が未知だから、おんちゃんたちの話を聞いておくのもあり。


でも、なぁくんいるとこで聞かれるのは恥ずかしいしな、、









〈なぁくんお昼に委員会あるから、今日は3人で食べてって言ってなかった?〉




「あ、言ってた、、」




〈ぶーちゃんと3人だけだし、お昼のときに聞いてみようよ!〉




「うん、そうしよっかな?」




〈うん!〉









なぁくんと、キス、、、///


今まで考えたこともなかったけど、急に恥ずかしくなってきた。


とりあえず、お昼に茂木から話聞くまで、一旦このこと忘れよっと。