👁目線。







好きと気づいてからは早かった。


でも、今まで自分から恋なんてしたこと無かったから


どんな風に接したらいいか分からない。


彩奈ちゃん?はたくさん話しかけてくれるけど、向井地さんはあんまだし。








彩奈
「もー茂木くん!話聞いてる??」




茂木
『いや、うん、聞いてるけど?』




彩奈
「嘘つき、ちょっとお手洗い行ってくる」




茂木
『あ、うん』









話に集中できてなかったのバレて、ちょっと怒らせちゃったかな。


でも、仕方ない。よな、、、


てかさ、ん?いきなり向井地さんと2人??


やばっ、何話せばいいんだ?









美音
「あ、あの、、私たちもあっち戻りますか?」




茂木
『俺と2人、嫌だ?』




美音
「えっ、、、」









咄嗟に出た言葉に、少し怯えてる向井地さん。


いつも最初は怖いって思われがちだから、向井地さんにもそう思われてるかな。









茂木
『いや、さっきから戻りたがるし、、』




美音
「いやっ、その、、茂木さんは私と2人で居たいんですか?」




茂木
『えっ、あ、別にそういうわけでは、、』









素直に居たいと言えばいいのに、素直になれない。









美音
「そうですよね、、だから、戻ったほうがいいかなって?」




茂木
『あ、、』




美音
「戻りましょ?」




茂木
『ま、まって!!!』




美音
「なんですか、、?」




茂木
『やっぱ、2人で居たい。向井地さんが嫌じゃないなら、だけど、、』




美音
「////、、じゃあ、お願いごと、してといいですか?」




茂木
『俺に出来ることなら、、』




美音
「はい、、苗字にさん付け、やめてください」




茂木
『えっ?』




美音
「だって、彩奈のこととか、篠崎さんって呼ばないですよね?だから、私のことも、、///」









さっきまで、あまり話さなかったし、大人しい子なのかなって思ってたけど


話し出したらけっこう強気になるところも


だけど、最後まで言いきれず、ちょっと照れて上目遣いなところも


イメージとは違うけど、全部可愛いって思い始めた。


こういう子、いじめたくなっちゃうんだよな笑


小学生かよって思うけど。









茂木
『みおん』




美音
「えっ、、//////」




茂木
『自分が呼べって言ったんじゃん?』




美音
「そう、ですけど、、/////」




茂木
『ふっ、俺のことはなんて呼ぶ?』




美音
「、、もぎ、さん////」




茂木
『一緒じゃん笑笑』




美音
「な、なんて、呼ばれてるんですか?親しい人とかには、、」




茂木
『んー、、内緒!もし、美音がいや。今は言わない。』




美音
「えぇー何でですか?どうしたら教えてくれますか?」




茂木
『俺の、彼女になったら?//』




美音
「えっ/////」




茂木
『なーんてね笑』




美音
「茂木さんは、私が彼女でいいんですか?//」




茂木
『え、あ、、、///』




美音
「彼女にしてください///だ、だから、、教えて?」




茂木
『、、////、ぶー、//』




美音
「ぶー?」




茂木
『/////』




美音
「彼女になってもいいですか、、ぶーちゃん///」




茂木
『///勝手にどうぞ』









まさか向こうから告白してくるとは、、


なんか、意外?というかそういうタイプだと思ってなかったけど


好きでいてくれてることが嬉しかった。


本気の恋なんてしたことないから、言葉にするのは恥ずかしい。


だけど、その分、









チュッ




茂木
『よろしく、みおん?』




美音
「///は、はい////」









今まで、いろんな女の子と遊んできけど、


初めて本気になった初恋の人。


みおんのこと不安にさせないように、傷つけないように、


しっかりケジメ付けないとな、、。












彩奈side






茂木くんって慣れてるんかと思ってたけど、めちゃくちゃ奥手じゃん。


気づくよ、そんなにみおんのことばかり見てたら。


なのに何もしないんだもん。


もーーう!いいよ、茂木くんよりイケメンで奥手じゃない人見つけるから!


しょうがない、2人にしてあげよ。