リクエストありがとうございます!
※🍎♂︎
🌱目線。
この春からJKデビュー!
高校生になるのをずっと、楽しみにしてた。
それは、憧れの先輩と同じ学校に通えるから。
中1とき、友達のバスケの試合を応援しに行った。
隣のコートで男子バスケの試合をしてて、そこで見た他中の男の子に一目惚れ。
あとあと知った話、その方はそのとき中3で私が初めて見た試合が最後の試合だったらしい。
それから1度も会わなかったけど、友達から進学した高校を聞いて、
同じ学校に通えるように2年間勉強を頑張った。
私が入学しても1年で先輩は卒業しちゃうけど、1年だけでも同じ学校に通えるだけで幸せ。
(奈々は、ほんっとに一途だよね〜)
(私だったら2年も待てないな〜他の人好きになりそう笑)
『初めて好きになった人でもあるから、ね?』
(ゆう先輩、中学のときも凄かったけど、今もファンクラブあるしね?笑)
(本人いなくても、村山ゆうって名前だけでみんな騒ぐもんね〜)
『うん、もう一目惚れだったな〜』
(まぁそれまで奈々から恋愛話聞かなかったし、よかったかもね?応援するよ)
『でもモテるし、私なんか、ね?
見てるだけでいいんだ!』
(ふーーん、奈々可愛いから案外いけちゃうかもよ?笑)
『ないない!そろそろ部活行こーう!』
(だね〜)
私と友達2人はみんな美術部に所属してる。
中学生のころから一緒で、仲良しな3人。
ゆう先輩のファンクラブの人たちは、毎日ゆう先輩のバスケ姿を見に
体育館に集まっているため、だいたいの人が顔を覚えて貰ってるらしい。
私は部活があるため、1度も見に行ったことが無いから、
ゆう先輩からしたら私の事なんて知らないだろう。
先生(今週のお題は 【青春】 です)
(青春か〜なんか難しいな笑)
先生(今回の作品は展示会で飾るものだからいつも以上に気合を入れて書いてくださいね〜)
『青春か、、、』
(奈々にとっての青春ってなに?笑)
『ん〜、部活とか恋とか友達とか?』
(じゃあ、ゆう先輩じゃない??ニヤニヤ)
『え、なになに!描かないよ?勝手に描けないし』
(べつに、ゆう先輩って分かんなくても、シルエットだけとかでもいいじゃん。ほんとは見たいんでしょ?ゆう先輩の部活姿。)
『、、、ちょっとは、ね?』
(はい、体育館へレッツゴー!)
『えぇ』
そんなこんなで、友達の勧めもあって、体育館へ行くことに。
高校で初めて見るゆう先輩のバスケ姿は、一目惚れしたあのときよりも更にかっこいい。
マネージャーもきっと、ゆう先輩のことが好きなんだろう顔してるし、
周りのゆう先輩ファンクラブの方々の声援もすごくて
ガチ恋の人もたくさんいるんだろうな〜
そんなふうに思っても、私は部活中。
他の人とは違って、声を出すことはなく
ただひたすら、ゆう先輩のバスケ姿を描いていた。
シュッ
パサッ
ピー
キャー
ゆう先輩のゴールが決まる度に、大きな声援。
チラッ
いま、一瞬、ゆう先輩と目合った?
こっち見た?
いや、分かんないけど、、、
『////////かっこいい』
やばい、集中できない、、、。
顔までゆう先輩にしたらバレるから、もともと顔は自分の空想で描こうと思ってたし、
バスケしてる姿だけ見て描きたかっただけだから、
ゆう先輩じゃない人見て描かこ。
続