🍎目線。






なぁちゃんが卒業して、茂木も卒業して、


グループで活動してるのは私とおんちゃんだけ。


私とおんちゃんはアイドルで、なぁちゃんは歌手、茂木は一般人になった。


頑張る場所も頑張り方もそれぞれだけど、定期的に集まってる。









《よぉ〜お待たせ!色々買い込んでたら、ちっと、遅れちまった笑》




〈ちょっと、ぶーちゃん!買いすぎ!!〉




『うわぁ〜ありがとうございます!
重かったでしょ〜ゆうちゃん運ぶの手伝って〜』




「えぇ、どうせそんなに飲まないから玄関置いてきな笑」




《そんなこと言わずにさ、奥さん2人もほら飲むぞー!》




〈飲みません、私たち明日撮影あるから〉




《うえっ!?そうなの!?》




〈共有のカレンダーに書いてたでしょうが〉




『てことは、ゆうちゃんこのあとお家帰っちゃう?今日は久しぶりに、、』




「そんな犬みたいな顔しないよ?
なぁちゃんの家お邪魔しようかな〜でも、ゆっくり寝させてね?」




『、、はいシュン』




《あーもう!なぁちゃん!今日はわっちらで飲むぞー》




『はい!』









ちょっと自由になった、なぁちゃんと茂木は楽しく頑張ってぽい。


なぁちゃんは、頑張りすぎちゃうときもあるけど、


今はそれにすらすぐ気づける距離にいるから、私がすぐに助けられる。


移籍してマネージャーさんも同じだから、AKB48卒業してからも


何かと私たちに気を使ってくれるし。









〈ねぇ、ゆうちゃんって卒業考えたことある?〉




「んー、昔はあったかな〜」




〈むかし?〉




「最初はね、なぁちゃんが卒業したら私もしようって思ってたの」




〈どうして?〉




「また、小学生のころみたいに離れちゃう気がして」




〈そっか、でも卒業しないってことは、、ニヤニヤ〉




「もーうにやけないで笑
なぁちゃんがね、待っててくれるって」




〈そっか〉




「だから、私に出来ることがある限り、グループのために頑張りたいって思ってる」




〈うん、よかった!〉




「おんちゃんはあるのー?」




〈私よりぶーちゃんのが心配してたみたい笑〉




「あー、、おんちゃんが中学受験するって知ったとき、かなり凹んでたしな〜」




〈私からしたら、ぶーちゃんがいない未来なんて想像できないから心配してなかったんだけどね?笑〉




「ふふっ、さすが笑」




〈私も、グループのためにもう少し頑張ろうって思ってる!AKB48が大好きだからね〉




「一緒に、頑張ろ?」




〈うん!〉









既に酔っ払い化してるなぁちゃんとぶーちゃん。


今は1人で戦ってる2人だから、今日はとことん飲ませてあげよう。









1度は離れた私たち4人。


でも、また、AKB48に入って再会して


そして、それぞれの道に進んでも、今度は繋がっている。









きっと、生まれて出会ったときから、


私たちは、4人でときには2人で、一緒にいる運命が


決まっていたんだろうな。









どれだけ離れても、違う道に進んでも、


この運命は切れることなく繋がっている。














【完】