🍎目線。







茂木と別れ、家に帰る。







ガタン




パサッ




ポフッ







もう何も考えたくなくて、何もしたくなくて、


荷物だけ置いてベットにダイブ。


なんで、なんで、一緒にいたんだろう。


もし、2人がただの友達じゃない関係だとしたら、、、


まだ相手が男性なら諦めが着いたのに、寄りによってなんでおんちゃん。


それになぁちゃんは恋愛禁止だし、、


もう何がなんだか分かんないよ、、、、








ピコン








そんなときにLINEの通知。


そして、それは、今は考えたくない人。








なぁ:  明日のレッスンも一緒に行きませんか?









考えたくなくて、既読付けちゃったけど、そんなのどうでも良くて、


返信を返さず、そのままスマホを伏せる。









ピコン




なぁ:  できたら一緒に行きたいです









既読を付けたのに返信が帰ってこないからか少ししてまたLINEが来た。


いつもなら嬉しい言葉なのに、今は言葉の意味が気になる。


なんで、私と行きたいの?


幼なじみとして?  昔から知ってる人だから?


もし理由に "友達" という意味があるのなら私にとっては嬉しくない。


でも、やっぱり、いつかのお別れがあるのなら、


少しでも長く一緒に居たいとも思うんだ。









タッタッタッタッ




ポチッ




ゆう:  うん、一緒に行こ







なぁ:  よかった、ありがとう!迎え行くね?







ゆう:  ありがとう









いつもみたいに絵文字とか付けれるほどの余裕はない。


だけど、なぁちゃんが喜んでくれてるのも、一緒に行くのを楽しみにしてくれてるのも伝わって


それだけでほんの少し、私の口角もあがってしまう。


それくらい単純に、なぁちゃんの言葉行動1つで私の心は動かされる。


でも、なぁちゃんはそんなの知らないでしょ?








今はこれ以上考えても仕方がない。


明日からまたレッスンが続くし、まだまだ体力的に慣れた訳でもない。


今日は早く寝よう。













バタバタバタバタ




ガサッ




モグモグモグモグ




「ご馳走様」




ゆうママ(はーいもう間に合うの?)




「今急いでる!」




タッタッタッタッ




バタバタバタバタ









早く寝たはずなのに、そんなときに限ってアラームのかけ忘れ。


しっかり寝坊してしまった。









姉(ねぇ、外に奈々ちゃんに似てる人いるよ?)




ゆうママ(あら、ほんとそっくりね?)




「もーう帰ってきたら話すから〜行ってきます!!」




ゆうママ(あーちょっと、飲み物、はい!)




「ありがとう!」




ゆうママ(気をつけるのよー)









ガチャッ




「ごめん、なぁちゃん」




『ふふっ、全然大丈夫だよ?
あ、ちょっと待って動かないでね?』









そういうと、私の髪の毛をかるーく指でといてくれた。








『ふふっ、髪の毛起きたままでしょ?笑』




「///////」




『大丈夫、それでも可愛いから』




「//かわいく、ない///」




『ふふっ、あ、ギリギリなんだった!駅まで急ご?』




「あ、うん」




『そういえば、茂木ちゃんも来る?待ってた方がいい?』




「いや、今日は先に行くって」




『そっ、か?』




「うん」




『じゃあ、駅まで走るよ?』









昨日、なぁちゃんから連絡が来た時点で茂木にもLINEしたら


明日は別で行くと言っていたから、きっともう行っているだろう。


私が寝坊したことにより、朝からなぁちゃんを走らせることになってしまい申し訳ないけど


昨日、なぁちゃんとおんちゃんが一緒にいるところを見てしまったから


どんな風に話したらいいか分からなかったので


ちょうど良かったかもしれない。