(リクエストありがとうございます!🙇🏼‍♀️)







🍓目線。






小学5年生になった私、岡田涼羽は、人生初めての本命チョコをつくります!


ちょっと前から気になる人ができて、なんでか分かんないけどお母さんにバレて、


お母さんが協力してくれていっしょにチョコ作ることになりました!








「ずんー、ちゃんと思いを込めるんだからね?」




[分かってるー!]




「ふふっ、でも、ずんも初恋か〜なんかお母さんうれしい笑」




[もうやめて!お父さんにはまだ言わないでよ?]




「はいはい笑」




[てゆうか、お母さんはお父さんにチョコあげないのー?]




「あ〜たしかに、もう何年も渡してないな〜」




[一緒に作る?お父さん喜ぶかもよ笑]




「そうだねー作ろうかな笑」




[ねぇ、お母さんとお父さんのバレンタインの思い出とか聞きたい!!]




「えっ////何、急に」




[だって〜仲良しじゃん!ぜーったいお父さんが甘々だったのは想像つくんだけど笑]








そう、うちの両親はほんとうに仲良しなの。


もう11歳になるけど、お父さんとお母さんが喧嘩してるところとか見たことないし、


スーパーに買い物行くときも学校の行事に来るときも


気づいたら2人の空間で、いつになっても初々しいカップル感ある2人だから


子どもの私はもちろん、友達も近所の人も公認の仲の良さなのです!








「もーう、ずんにだから教えてあげるんだからね?」




[やったー!!!]




























高校生のとき、なぁくんはほんっとにモテてたの。


まぁ結婚した今もなんだけどね?







(奈々くんチョコあげる!)




(奈々先輩、よかったら受け取ってください!)




(きゃー!奈々くんにチョコ貰ってもらったー!)




『あははっ、なんかみんなありがとうニコッ』




(きゃー!!!!かっこいい!!!!!!)




『じゃあ、僕はこれで』









ビジュがいいだけじゃなくて、優しさも兼ね揃えていて、


告白されて断らないといけないときでも、相手が傷つかない言葉を選びやんわりと断ったり。


ほんと、そういうところが更にモテるんだよって言いたくなる。


そのときから私となぁくんは付き合ってたし、


なぁくんが私のことを好きでいてくれてたのは、ちゃんと伝わってたけど、


それでもやっぱり嫉妬はするしヤキモチは妬く。


それで不安になって拗ねてしまった高校生だった私は、1度だけバレンタインを渡さなかった。


他の子から貰えるなら私からのチョコ要らないじゃんって拗ねてたの。


それを知ったなぁくんがバレンタインの次の日に、


"マロングラッセ"


というお菓子を手作りしてくれた。


なぁくんにこのお菓子の意味を調べて欲しいと言われてその場で調べると、マロングラッセの意味は、


"永遠の愛を誓う"


だった。






『ゆうちゃん、不安にさせてごめんね?でも僕の大切な人はゆうちゃんだけなんだ。ゆうちゃんが居ないなら何をしても意味が無い。』




「、、、でも、、」




『他の子からのチョコね、せっかく作ってくれたのに貰わないの失礼かなって思って、でもちゃんと気持ちには答えられないことも伝えた上でそれでも貰って欲しいって子のだけ貰ってたんだ。でもゆうちゃんを傷つけることはしたくないから、全部ちゃんとお断りしてきた。』




「えっ、?」




『今年、まだ誰からもチョコもらってないんです。ゆうちゃんの作ったのが食べたい。くれませんか?』




「ゆうで、いいの?」




『ん?』




「なぁくんは人気者だから、いくらでも選べるのに、ゆうでいいの?」




『さっきの伝わってなかった?僕はゆうちゃんが居ないなら何をしても意味ないの。僕がゆうちゃんじゃなきゃ嫌なんだから。』




「うん、ゆうも、、、///」




『じゃあ、もうあんなこと言わないで?』




「うん!」




























「へへっなんか懐かしい」




[へぇ〜お父さんってヘタレかと思ってたけど意外とちゃんと言えるんだ笑]




「なぁくんはね、付き合う前とかはほんっとに鈍感で全然私の気持ち気づいてくれなかったし、ヘタレだからなーんもしてこなかったよ?」




[あ、やっぱり?]




「でも私がなぁくんのこと好きって分かった瞬間から、むしろ困るくらいにくっついてくるし愛情表現もたくさんしてくれるし、まぁ嬉しいんだけどね?///」




[お母さんとお父さんってなんか可愛い笑]




「なんでよ笑」




[なんか、いつになっても付き合いたてのカップルなんだもん笑]




「そんなことないでしょーもう結婚してからも長いんだし」




[ふふっまぁ分かんなくてもいいよ笑
これからも変わらず仲良しでいてください!]




「それは、うん、//////」




[ははっ、そういうとこだよ笑
羨ましいや〜私もお母さんたちみたいな夫婦になる!]




「ずん、がんはれ!」




[うん!]












照れながらも2人の高校生時代のバレンタインの話をしてくれたお母さんが可愛いし、


お父さんの普段の様子からじゃ想像もつかないような行動にびっくりしたり、



でも、とにかく私にとって憧れな夫婦像。


これからも可愛いお母さんとお父さんでいてね?













【完】




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バレンタインのゆうなぁずんファミリーのリクエストいただきました!少し話ズレちゃったけど許してください💦