💋目線。
〈あ、ゆいり!どうだった?〉
「うん// おにぎり、明日からも作る約束した////」
〈ふふっ、よかったじゃん笑〉
「あとね、バレンタインも渡すこと、伝えちゃった///」
〈えっ、言っちゃったの!?〉
「言わない方が、よかった?」
〈いや、いいと思うけど、、そういうのってサプライズとかにするもんかと苦笑〉
「んー、なんか話の流れ的に?」
〈まぁ、ゆいりがいいならいいんじゃない?〉
「うん!料理の勉強しなきゃ////」
自分で話しながら、顔真っ赤にするの可愛すぎかよ笑
今まで、ゆいりにそんなこと思ったこと無かったけど、知れば知るほど可愛いわ笑
それに勉強嫌いなゆいりが、料理を学ぼうなんて、
恋の力ってほんとにすごいんだな〜
「みおんは?茂木となんか話したの?」
〈へっ?普通だよ?
私は別に、ゆいりみたいに恋心とかないから!〉
「ふーん、そうなんだニヤニヤ」
〈なに、その不気味な笑い〉
「不気味とか失礼すぎ!茂木と話すとき、私のときとは違った空気感っていうか、楽しそうだし、みおん女の子の顔してるよ?笑」
〈そんなこと、、ないし///〉
「もーう照れてるじゃん笑」
〈でも、茂木先輩はモテるし、私のことそういう風に思ってないからいいの!〉
「ふーん、後悔だけはしちゃダメだよ?」
〈ありがと、、〉
私の茂木先輩への気持ちは、確かなものに変わったけれど、
茂木先輩はただの後輩としか思ってない。
だから、どうすることもできない。
別に多くは望まないけど、ちょっと仲のいい先輩後輩みたいな感じで、
ゆいりとなぁくんがいるときだけでも、私も茂木先輩とお話できたらそれでいい。
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
(授業終わりまーす)
「みおん!おなかすいた〜お弁当食べよ?」
〈はいはーい!〉
"キャー"
"茂木先輩だよね?"
"やばい、かっこいい!"
"なんで、1年のとこにいるんだろ?"
「廊下うるさいね笑」
〈茂木先輩の人気凄すぎ〉
「でもほんと、なんで1年のとこにいるんだろ」
〈さー?笑〉
ガラッ
《あ、見っけた!ちょっとお邪魔するね?ニコッ》
"キャー"
"誰に用事あるんだろう"
《やっほ〜みおんちゃんとゆいり、ご飯中?》
「見たら分かるでしょー、私たちが従兄弟ってこと周りは知らないんだし、茂木が来るとキャーキャーうるさいから学校で近づくの禁止!笑」
《ゆいりはご飯の邪魔されるとすぐ怒るな笑
残念ながら用事があるのはみおんちゃんのほいね?》
〈えっ、私、ですか?///〉
《うん、》
「ふふっ、もしかして席外した方がいい?」
〈いや、居て?〉
《えぇー、みおんちゃんは俺と2人になりたくないんだ笑》
〈そういうわけじゃ、ないですけど、、〉
《ハイハイ分かったよ笑
んでさ、おにぎりありがとう!がち美味しかった!》
〈は、はい、、〉
《で、できたらさ、明日からもお願いしてい?無理にじゃなくていいんだけど、みおんちゃんが作ったおにぎり食べたい》
〈えっ//// 私ので良ければ全然、作ります、けど、、///〉
《てんきゅ!それだけ言いに来た!んじゃあ、よろしく!》
〈は、はい!〉
それだけ言うと、お邪魔しました!ってかるくみんなに向かって言いながら、
本当に教室を出ていってしまった茂木先輩。
呆気に取られていると、、、
「茂木ってあーゆー感じなんだ笑笑」
〈どういうこと?〉
「めちゃくちゃチャラいし、あまり正面からぶつかるタイプでは無いって思ってたけど、、よかったね?」
〈いや、別に、茂木先輩が私のこと好きってなった訳じゃないし、、〉
「でも、嬉しいんでしょ?」
〈まぁ////〉
「いいじゃん!当たって砕けろ、だよ?
今年のバレンタインは2人で頑張っちゃお?
私たちにとっての初恋なんだからさ!!」
〈うん、そうしよっかな////〉
ちょっと前までは、別に特別な関係になりたいとか思ってなかったけど、
いざこうやって関わると、茂木先輩の特別になりたいって、思う。
それが叶うかは分からないけど、少しの間、夢見させてもらってもいいかな?
茂木先輩、バレンタイン待っててください。