(リクエストありがとうございます🙇🏼♀️)
🌱目線。
アイドルを卒業した私は、カメラマンになった。
もともとカメラで写真を撮るのが好きだった私。
卒業とともに芸能界引退を考えてた私に、所属していたアイドルグループの専属カメラマンにならないか、と運営さんから声を掛けてもらった。
アイドル 女の子 カメラ 私にとって好きな物の集まり。
なにより、卒業してからも大好きなメンバー、大好きなゆうちゃんと同じ現場で働けることがとても嬉しかった。
そして！なんと！そんな大好きなゆうちゃんが写真集を出すことが決まり、そのカメラマンに私が選ばれた。
『ゆうちゃん、初めての写真集どうですか？』
「心配だし不安だよ？、、でも、、、」
『ん？ゆっくりでいいですよ？』
「なぁちゃんが、カメラマンでよかった」
『私もゆうちゃんのカメラマンできて幸せです！』
「うん、ありがとう」
『じゃあ早速、海沿い行きましょう！』
そう、今回の写真集のテーマが "村山彩希の素" ということもあり、
撮影現場はゆうちゃんの実家の横浜で、ゆうちゃんが子どもの頃によく行っていた場所や、いつもつ通る道など、
ゆうちゃんの "日常" "普通" に迫ることになった。
だから、なるべく緊張せず、いつも通りのゆうちゃんを撮るためにカメラマンが私になったのだろうし、
なんなら今現場にいるのは私とゆうちゃんだけ。
現場が横浜ってこともあり、何かあったらすぐに他のスタッフが駆けつけられるから、とりあえずは2人でってことだった。
まぁ、私にとっては願ったり叶ったりですけどね笑
『ゆうちゃん、もうちょっと肩の力抜いてごらん？』
「、、うん」
ｶｼｬｯ
ｶｼｬｯ
『プライベートで私と海来たときの騒いでる感じのゆうちゃんで！』
「そんなこと言われても、カメラ向けられたら無理！」
ｶｼｬｯ
『ふふっ、今の表情も子どもみたいで可愛い！これは、私のスマホに送っとこ笑』
「ねぇ、やめてよ？笑」
『ふふっ』
ｶｼｬｯ
『ゆうちゃん、今くらい自然体で行きましょう！』
「もーう、はい！」
ｶｼｬｯ
ｶｼｬｯ
ﾊﾞｼｬｯ
『うわぁ！』
ゆうちゃんがカメラを向けてる私に、いきなり水をかけてきたからびっくりした。
でも、そのときの顔が今までで1番自然体で可愛かった。
「お仕事中なのに、スマホに保存する用ばかりの写真撮るからお仕置！ﾃﾍｯ」
『ふふっ、じゃあ１回カメラ置くからちょっと遊ぼ？』
「え、先に撮り終わってからじゃないと日が暮れちゃうよ？」
『いいからいいこから笑笑』
「でも、」
『ほら、いぇい』
ﾊﾞｼｬｯ
「きゃ！もうなぁちゃん！」
ﾊﾞｼｬｯﾊﾞｼｬｯ
ﾊﾞｼｬｯﾊﾞｼｬｯ
ふふっ、やっぱりこれが1番自然体。
「ふぅー楽しかった！」
『よし！今日の写真撮影終了！』
「えっ！？遊んでばかりで写真撮ってないよ？」
『ふふっ、ほら、見てみて？』
「うわぁ！」
『このゆうちゃんがいちばんかわいい///』
無邪気に遊ぶ姿を、定点カメラだけど、動画で撮って撮影していた私。
それを私が映らないところで切り取れば、ほんっとの素の "村山彩希" 。
正直、この顔は私だけが知っていたい気持ちもあるけど、せっかくのゆうちゃんの写真集を良くするためには、この写真は必要不可欠。
仕方ないから、ファンの皆さんにもおすそ分けね？笑
「なぁと、いるから、、」
『え？』
「このゆうが、いちばんかわいいのは、、、なぁといるから////」
『ふふっ、ゆうちゃん無意識かもだけど、ほんっとにずるいね？』
「え？」
『はやくおうち帰りましょ！
2人っきりになりたいです///』
「////わ、わかった///」
終始、真っ赤になってるゆうちゃんが可愛すぎた！
もうこれからは、私以外、ゆうちゃんのカメラマンはなっちゃダメだ、
このゆうちゃんを見ていいのは、私だけだからね！
【完】
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なぁちゃんが専属カメラマンでゆうちゃんの写真集を撮る、というリクエスト貰ったんですけど、なんか少し違う気がして💦 読んでくださってありがとうございます！