🍎目線。







ハァハァハァ




(いらっしゃいませ〜)




「あの、待ち合わせしてて、、」




『ゆう、ちゃん?』




(お会いできてよかったですね?ご注文決まりましたらお呼びください)




『ありがとうございます、ゆうちゃん行こ?』




「、、ん、うん」









はやくなぁちゃんに会いたくて、コンサートの会場からダッシュでやってきた。


なぁちゃんから送られてきた場所は、コンサート会場近くのファミレス。


きっと、コンサート終わってからずっとここで待っててくれたんだろうな。









『よかった、ちょうど御手洗いってたとこだったから、、でも、その、さらに可愛くなったね?もちろん、すぐゆうちゃんって気づいたけど//ニコッ』




「そう、かな?ありがとう。
なぁちゃんは、かっこよさ、増したね?//」




『ふふっ、ありがとう』








久しぶりだけど、真っ直ぐな言葉で思ったことを伝えてくれるのは変わらない。


なぁちゃんの言葉はいつもストレートだから、自信が持てなかった私でも、お世辞じゃないって信じられる。


ちょっとだけ、喋り方はお互いタジタジだけど、


でも少し話せば自然と微笑んで空気が和んでく。


なぁちゃんがどう思ってるのか分からないけど、誘ったのは私だし、逃げずに頑張ろうと思った。









「なぁちゃん、急に呼んでごめんね?」




『全然、ビックリしたけど連絡くれたの嬉しかったし!やっぱりコンサート行ってたの気づいてたんだね笑』




「やっぱりって、、気づいたの?」




『ゆうちゃんと目合った気がしたから笑』




「うん、あったね!離れてたけど、なぁちゃんってすぐ分かったよ?」




『ほんと?ありがとう。でも良かったの?卒業の日だしメンバーとかスタッフさんとかと打ち上げとか、、』




「いいの、私がなぁちゃんと居たいんだから。それに、、話したいことがあって、、」




『ん?話したいこと?』




「うん、、なぁちゃんはさ、、なんでコンサート来てくれたの?」




『えっ、、んー、、ゆうちゃんのアイドル姿、見届けようと思って、、最後になるかもしれないから』




「、、最後って?」




『、、ゆうちゃんがアイドルでいる間はさ、ゆうちゃんを待つって意味で頑張ってたんだ。でも、アイドルで無くなったゆうちゃんは恋愛解禁されるでしょ?女優のお仕事もたくさんしてたしかっこいい俳優さんとかと共演することもあるだろし、、、うん、私が待ってちゃダメになるかもじゃん?だから、』




「待って、、、なぁちゃんは、私に共演した俳優さんと恋愛して欲しいの?」




『いやっ、ちがうけど、、ゆうちゃんが好きになった人なら仕方ないなって、ゆうちゃんには幸せであってほしいから。』




「なぁちゃんが、幸せにしてくれないの?」




『!!!しても、いいの?』




「ゆうは、ずっとなぁちゃんが待っててくれてるって思って頑張ってたんだよ?」




『ゆうちゃん////』




「でも、なぁちゃんは共演した色んなアーティストさんとお出かけしてた」




『うぅ、、それは、すみません、、、』




「卒業発表したときも連絡なかったし、もうゆうのこと好きじゃないのかなって、、グスッ」




『そんなわけ、あるわけないじゃんないですか!ゆうちゃんしか好きじゃないです!』




「ん、、もう、他の人のこと見ないで?」




『ふふっ//うん、分かりました。』




「なぁちゃん、好き。/////」




『私はゆうちゃんのこと大好きです!!!』




「///////」











あとから聞いたら、私が他の人好きになってたとき、なぁちゃんの連絡が邪魔にならないようにって連絡しなかったらしい。


お互い、相手を想って、不安になって、すれ違ってただけなんだな。


これからはずっと一緒に居れるし、今までよりかは不安とか無いかもしれないけど、


言葉にしないと伝わらないこともすれ違っちゃうこともある。


だけど変わらないのは、なぁちゃんと離れたくないってこと。


だから、何があってもちゃんと乗り越えて、ずっとなぁちゃんの隣にいたい。