🌱目線。






ゆいりさん側のマネージャーさんたちがどのようなコメントをするか分からないけど、


今回のことでゆいりさんに悪いことがあってしまってはどうしようと


そればかりが気がかりで、正直そのあとのフェスは楽しめなかった。


そして、会場内を歩いていたとき偶然にもゆいりさんと出くわした。











『あの、ゆいりさん!』




「ななさん!!」




『あ、今1人?グループで動いてるよね、急に呼んでごめんね?』




「大丈夫です、いまは自由な時間なので、、」




『そっか、、あのさ、記事のことごめんね、
私があんなこと提案しなければこんなことには、』




「ななさんが悪いわけでは無いです。それに嬉しかったですから、ななさんと話せて。」




『え、?』




「私、すごく人見知りしちゃうんです。でもななさんとは普通に話せて、、///」




『ふふっ、そっか。実はね、同じこと私も思ってた。』




「そ、そうなんですね////」











相変わらず、少し照れてる姿が可愛い。


でも初めて話したときと比べて緊張していないのか、普通のテンポでお話できる。


それでも今日初めて会った人とは思えないくらいに話していて落ち着いた。












「あの、、もう奈々さんって呼ばない方がいいですか?」




『えっ、?』




「岡田さん、のほうがいいですかね?」




『あ、いや、、たしかにこういったことが多くなるとゆいりさんにも迷惑かけるし苗字で、、』




「表向きだけ、、じゃだめですか?」




『???』








彼女のことは初めて話したときから顔を見れば分かるくらいに、


分かりやすい子だな〜と思っていた。


でも今回だけは彼女の考えていること、言っていることが分からない。









『えーっと、、どういうこと?』




「あの、、初めてなんです!メンバーはたしかに長く一緒にいるので話せるんですけど、メンバーじゃない人でこんなふうに話せるの。だから、、友達になってください!!!」




『え、あ、ともだち!?』











顔だけ見ても何を思ってる分かる面白い人。


それにプラスで可愛くていい子。


そんなイメージを持ってた私からすれば想像もつかないくらいの言葉。


それに、今の状況的に私と関わらない方が絶対いいはずなのに。


ただ何にとかは分からないけど、彼女の人柄に私は既に惹かれてしまっているんだと思う。











「や、やっぱり、ダメですよね。迷惑だって、分かってるんですけど、、」




『ダメじゃないし、迷惑でもないよ?』




「えっ、?」




『ただ、ちょっとビックリしただけ。ごめんね?』




「い、いえ!ぜんぜん!!」




『じゃあ、今日からお友達。ふふっよろしくね、ゆいりさん?』




「うぅー、、お友達なのに、さん付けなんですか?ゆいりがいいです!」




『うえっ!なんか急にそれは、、』




「だって奈々さんはお友達にさん付けするんですか?」




『し、しません、、(苦笑)
んーじゃあ、ゆうちゃんで!』




「ふふっ、じゃあ、、、なぁちゃん!」




『はい、よろしくお願いします!』




「あっ、敬語も無しだからね!!笑」




『そ、それは、おいおいと、、笑』












まさかの急展開すぎて追いつかないけど悪くない。


こうゆうちょっと強引なのも可愛いと思える。


顔を見たらすぐに分かるのも当てられるから面白いけど


何がどうなるか分からないのも面白い。


きっと、それもこれもゆうちゃんだから。