🌱目線。
今日はゆうちゃんのソロコンの日。
この日のために頑張って練習したり食事を節制したりしてる姿を
誰よりも近くで見てたからこそ私も緊張してる。
それにその姿を見ているのに今日はファンとして客席からゆうちゃんを見るんだから
なんか変な感じ。
コンサートが始まって1曲目。
泣きながら「シアターの女神」を歌ってるゆうちゃんは
誰よりも輝いてるし可愛かった。
そのあとも彼女ならではの色々なブロックに分かれてて
どれもゆうちゃんの魅力が詰まってる最高の気コンサート。
自分から客席から見ることを選んだのに一緒に出てるメンバーの少し嫉妬なんかしちゃって。
それで、私にはある目標ができた。
『ゆうちゃん!コンサートお疲れさまです!!』
「うわぁ〜なぁちゃん!見てくれてありがとう!それに今日までもいっぱいアドバイスしてくれてありがとうね!」
『全然です!ほんっとに可愛くてもう最高でした!!』
「ふふっありがとう!」
『はい!!』
「そういえば!アンコールもありがとね!」
『ちゃんと聞こえてましたかー?笑』
「聞こえてたよ!なぁちゃんの声すごい綺麗に通るから!!」
『よかったです!!』
「、、今日はさ、この後何もない?」
『え、無いですよ?』
「なぁちゃんのお家、お泊まり行きたい。」
『嬉しいですけど、ゆうちゃんはいいんですか?打ち上げとか、、』
「、、ゆうが、なぁちゃんといたいの////」
『ふふっ可愛すぎます!じゃあ待ってるので写真とか撮るだろうしゆっくりしてくださいね!!』
「うん!ありがとう!!」
ほんっとに可愛いな〜
いつもはあまり言葉にしてくれないからたまに不安になるけど
こうやって甘えてきてくれると今度は私が耐えられなくなる。
私たちはアイドルだから関係を形にできないし、ラインを超えてはいけない。
だからゆうちゃんがこれくらいじゃないと、きっと超えてしまうから
いいバランスなのかも笑笑
ゆうちゃんのコンサートに出てたメンバーと話しながら
ゆうちゃんが帰れるようになるのを待つ。
「なぁちゃん!お待たせ!!!」
『ふふっ準備できましたか?』
「うんできた!帰ろ!!」
帰り道は今日のコンサートの話や今までの練習の話を
たくさん聞いた。
ほかのメンバーとのリハーサルの話とか聞くとなんだか羨ましくて
嫉妬した顔が丸出しだったのかな。
「、、なぁちゃん??」
『え、なんですか?』
「なんか辛そうな顔してたから、、、」
『アハハ、なんかちょっと嫉妬しちゃっただけです、大丈夫、ごめんね?』
「ほんとに、それだけ?」
『、、、私はSTU48をほかのグループと並べるくらい大きなチームにしたいしAKB48の先頭を引っ張っていける人になりたい。』
「うん」
『それぞれお互いの場所で頑張るって決めたし、、でも、、』
「なぁちゃん?」
『今日のコンサートを見て改めてゆうちゃんが劇場大事にしてるの伝わって、、その隣にいるのが、ほかのメンバーってことが、、その、、』
「うん、、分かるよ。」
『、、でも、ルールを破るつもりはなくて、、ただ、形にならないから、余計不安で、、』
「うん、、私もね、歌番組とか見てなぁちゃんが選抜メンバーとお仕事してると、この隣には私は居れないんだって、ほんの少し寂しくなる」
『、、、、、』
「でもね、劇場を大事にしたいのは変わらないよ。なぁちゃんだってそうでしょ?」
『、、、はい』
「でもそれは、AKB48の村山彩希だから。」
『え?』
「今もいれる時間は一緒にいたいけど、AKB48をいつか卒業する日がきたとき、その後もずっと隣にいて欲しいのは、いたいのは、なぁちゃんだけだから。」
『うん、、、ありがとうございます』
「ゆうね、今日ステージからの景色見て思ったことあるの」
『、、?』
「この景色、なぁちゃんと見たいな、って」
『!!!私も、、ほかのメンバーがゆうちゃんとステージ立ってるの見て、一緒に立ちたいって思いました。』
「『2人でコンサートしたい!!』」
ハモった、、!
「ふふっ」
『へへっ』
「一緒に頑張ろ?それぞれの場所で」
『頑張った先は、2人のゴールは、繋がってますかね?』
「繋がってるよ、、だって、場所が違うだけで何のために頑張ってるかは一緒だもん。」
『うん、去年ここで私がソロコンして、』
「今日私がここでソロコンした。」
『来年は、』
「『ここで2人で』」
「したい!」『しましょう!』
『私が言おうとしたのに笑笑』
「なぁちゃんが言いたいこと分かっちゃったんだもん笑」
『なんか、弱音吐いてすみません。』
「ううん」
『たぶん不安になることはたくさんあるけど、頑張れそうです!』
「うん!頑張ろう!!!」
今日のゆうちゃんは、なんだかお姉さんみたいだったな笑
何があっても負けずに頑張る。
大先輩たちが残してくれたこのグループを私たちがもう一度
今よりさらに大きくしてみせる。
私もゆうちゃんもAKB48のために頑張ることは変わらないから。
それに2人での、2人だけの、大きな夢ができたから。
ゆうちゃんとなら何処までもいける気がするんだ。