孫として。 | Taku便り(ハートフルシンガーの日常)

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マイクをペンに持ち替えて。


 TODAY'S
 
孫として。




"たくちゃんは結婚できない気がする"



何回言われたか分からない言葉だけど
ここにも愛は沢山詰まっていた気がする

この言葉を僕にくれた祖母が
先日、空の上のほうへと旅立ちました




最後に会えたのは約3ヶ月前

ずっと施設に入っていて面会できなくて
ようやく行けたときのこと
今思えば、あんなに尊い30分はなかったな

認知症もあって
全ての会話が成り立つかと言われたら
そうではなかったかもしれないけれど

"たくちゃんの結婚式行けるかな"
というセリフを何回も僕に届けてくれた

きっと心のどこかで
浮いた話がない僕を心配してくれたり
僕に家族ができるならその家族の顔を
見たかったんだろうなと感じて

祖母ふたり、そして母親に
そういう姿を見せてあげられなかったことを
どこか後悔してしまったりもする




孫として
どんなことができたんだろう

孫として
どんなことができたんだろう

問いかけ続けながらも
今日、見送ることができました




"口が達者だから
 もっと人の前で話したほうがいい"

そう言い続けてくれたのも祖母でした

"人見知りだし
 人のこと信用してないから難しいよ"

なんて笑いながら返していたけど
僕が本当にやりたいことを見抜いて
僕が本当にやりたいことに自信を持てるように
掛けてくれた言葉だったのかなと
今になって、受け取ることができました




僕がこれからどんな道を進むのか
見守っていてくれるのであれば嬉しいな

笑ってもらえるような話
楽しんでもらえるような姿

いっぱいつくって、いっぱい届けよう

これが孫として
祖母に胸を張ってできる約束だ




口が達者なだけじゃないんだぞ
楽しみにしててね




感謝の気持ちを、心から。











誰よりも、自分になろう。
Taku