悪の教典

2012 11/11 映画館
65点


好きな監督である三池崇史監督作品ということで、だいぶ前から楽しみにしていて原作ものの作品で初めて鑑賞前に原作を読んでから臨みました。


今までは原作ものでも漫画なら巻数が多かったり、小説なら長いということで敬遠してました。
悪の教典も分厚いのが上下巻で躊躇しましたが、実際に読んでみるとすごい面白く1週間くらいで読み終えてしまいました


楽しく読んだだけに分厚い原作を2時間にまとめるか期待していましたが、原作の良い所だけを取り出しただけかなって感じでした
期待外れではありましたが、よくまとめたとは思うしあれ以上入れようと思ったら時間が足りなくなるだろうし映画としては十分だったかな。


映画では蓮実の殺人に徹したというのは良かったですね。
自分の過去が暴かれそうになると探ってきた同僚の教師や教え子を次々と殺していき、その殺人がばれそうになると受け持つクラスの生徒を皆殺しにしていく。散弾銃片手に学校中を生徒を追いかけ、一人一人と殺戮していく。


中でも最上階の階段で、助けに来てくれたと思い安心した10人くらいを大音量の音楽をバックに殺して様は圧巻でした



殺し逃してしまった生徒がいたため逮捕されるが、ラストで精神病を装い罪を免れようとする発言をした所で終わります。


やはり原作をかなり楽しんだ者としては、蓮実の過去や内面描写がほとんどなかったためにただの殺人鬼にもなりかねなかったですが、少なくともラストで大量殺人をしておきながら、蓮実は自分やさらに先のことしか考えてないという殺人よりも蓮実自身の人間性が一番恐ろしいということを見せたのは良かったですね?

クラシコの続き

始めての記事でわからず、気づいたら長くなってたので分割しました。


前回の記事で書いたクラシコ、ダービーとサポーターというのがこの映画では上記のどちらにも共通なこととして歴史や地元というサッカーとは別な所から始まり、それがサッカーやクラブに行き着いてます。
サッカーがスタートでない分これからもっと広がる可能性があると思います。逆に、初めからサッカーファンを対象としてファンを増やそうとしても限界があるのではないのでしょうか。


大好きな映画ですが鑑賞してから時間が経ち、見たのもその時一度きりなので内容に関してはかなりあやふやなのは申し訳ないです。


この映画を通して、サッカーの奥深さや素晴らしさを実感したし、さらにサッカーを好きになりました。


ドキュメンタリーな上にテーマもかなり限定的ですが、興味を持たれたら是非とも一度ご鑑賞してみて下さい

クラシコ

クラシコ [DVD]/松本山雅FC、AC長野パルセイロ

￥3,990
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2011 3/26 映画館

89点

本ブログ実質一つ目の記事では、まず自分の大好きな映画を紹介したいと思います。


個人的な去年のベストがであり、今まで見てきた映画の中でも指折りの作品です。
とは言っても、地域リーグのクラブのドキュメンタリー映画なので映画的ではないしサッカー映画ともちょっと違います。

この映画のテーマになっていて学んだこととして
①クラシコ、ダービーは日本にもあるのか？
②サポーターとは？

①この映画で紹介されてるダービーは、ただ同県であるということ以上に歴史というのが絡んできてます。
歴史とはクラブの歴史だけでなく、長野県における松本と長野市の地理的な歴史を遡りどういう経緯があるかを説明してくれます。

②私は幼少期にサッカーを始め、小中高校や大学の部活動でプレーし、現在は観戦のみですがずっとサッカーファンです。
この映画に出てくるサポーターは若い人はもちろんですが、中年や高齢者も数多く登場しています。
中でも印象的なのはたしか山雅サポーターの居酒屋のおじさん。試合結果やクラブの現状に一喜一憂し、ダービーでは相手に絶対負けないと意気込んでます。
練習場近くの食堂やスタジアムに来るおばあちゃんと孫なども印象的でした。

これらの方々は元々サッカーファンでなかったのでしょうが、若者から高齢者までクラブのために尽くしたいと形は違えどもクラブを応援して支えてます。