4月21日(日)。
たっくんと付き合って7日目。
前日にたっくんの家に泊まって、
帰宅中に、まさかのたっくんから
別れて欲しいというLINE。
展開が急過ぎましたが、
別れて欲しいと思うに至った理由などを
聞き出す為に、私は
「気持ちは分かったよ!
一旦電話で話せるかな?」
そう、たっくんにLINEしました。
すると、
「うん!
少しなら大丈夫!」
とたっくんから返信がありました。
この時ふと、
どうでもいいことかもしれませんが
以前一時期いい感じになった
きゅうりと最後に電話で話した時の
様子を思い出しました。
あの時も最後に電話をしていいか聞くと、
「ちょっとだけなら」と
あまり電話をしたくない様子でした。
やはりもう会いたくない女と話すのは
気まずいのでしょう。
しかし、私としては次の婚活に生かす為に
何が良くなかったのか分析して、
次に向けて改善することが大切です。
その為に原因を知りたくて
電話をしたいと思っています。
そんな事を私が思っているとは
たっくんは少しも思っていないでしょう。
私はたっくんに電話をかけました。
私「ごめんね。忙しいのに電話。
LINE見たけど、
LINEだけなのもなぁと思って。」
た「・・・うん。」
私「別れたいのは分かったよ。
気持ちの問題だし、
私はそれに対して
どうこうしようと思わないよ。
けど、1週間とはいえ付き合った人だし、
ちゃんと話したいと思って。」
た「・・・うん。」
私と話すのが気まずそうなたっくん。
しかし、私は私の事情があります。
私は躊躇することなく、
「責めてる訳じゃなくて、
後学の為に教えてもらいたいんだけど、
最初は私と気が合う的な事をたっくんは
言ってくれてたと思うんだけど、
なんで気持ちが薄れたのか
教えてもらってもいい?」
そう、聞きました。
核心を突いた質問でしょう。
どういった答えが来るのか
たっくんの回答を待ちました。
たっくんは重い口を開き、
「・・・。俺の問題かな・・・。」
そう言いました。
・・・。
俺の問題って・・・。
これでは今後の婚活に
活かすことができません。
私は、全ての出来事には
意味があると思っているタイプなので
このままで終わらせたくありませんでした。
「たっくんの問題って・・・。
何か私が直した方が良かった事とかあった?」
私は、さらに追及しました。
しかし、
「・・・。俺の問題かな。ごめん。」
たっくんはまたそう言いました。
これはさらに追及しても拉致があかない。
私は、私なりに後で分析するしかない。
そう思いました。
そしてたっくんはさらに
「・・・俺、結婚に向いてないかも。」
そう、言いました。
・・・。
『結婚に向いていない』
それは、そもそも根本的な問題です。
これを言っちゃ終わりです。
私は返す言葉がありませんでした。
そして、私はたっくんに
1つ気になる事を聞きました。
私「ちなみに、会いたいとか
知りたい気持ちが薄れたから、
ゴールデンウィークの予定を聞いたときに
答えてくれなかったの?」
た「・・・うん。
ゴールデンウィークの予定を聞かれた時に
答えるのを踏み留まってた自分がいて、
会いたいと思う気持ちが
薄れてるって思った。」
私「・・・そっか。分かった。
気持ちは私はコントロールできないからね。
仕方ない。」
別れの理由を聞いてもよく分からず、
電話した成果を得られなかった私。
少し落胆しましたが、
また1つ気になる点がありました。
私とたっくんは婚活パーティーで
知り合っています。
私はここから再度相手を探す為に、
出会いを広げていく訳で、
再度婚活パーティーの参加や
アプリを再開するでしょう。
しかし、たっくんも同様に私と出会う前に
何度か婚活パーティーに参加しており、
今後どこかでたまたま会う恐れが
考えられました。
そうなった時に、私は仮にも
1週間付き合った元彼氏なので
たっくんとたまたま遭遇した場合に
気まずくなりたくはなく、
友達のように接したい気持ちがありました。
私「そう言えば、私は別れたとしても
別に友達に戻れるタイプだけど、
たっくんはどんなタイプ?」
た「うーん。友達に戻れるタイプかな?」
私「そっか!
なら、仮にまたどこかで会ったとしても
話せる関係になれるといいな。」
私はさらっと要望を伝えました。
これに対して、
た「そうだね。ご飯行ってもいいしね。」
私「うーん、すぐにはご飯とかは
行かないと思うけど、
気持ち的にはそんな勢いで
ご飯も行けるくらいの関係がいいね。
せっかく出会ったんだしね。」
た「そうだね。」
ここまで話して、
私は話したいことを大体話し終えました。
たっくんから特に話はないようでした。
色々あったけど、
別れるのはあっという間だな、
そんな事を思いながら私は
「じゃあ、忙しいところ電話ごめんね。
元気でね。」
そう言って電話を切りました。
4月3日にたっくんと知り合って、
付き合うまで12日間。
付き合ってから1週間で別れるという
かなりのハイペースな付き合いでしたが、
こうしてたっくんとのお付き合いは
幕を閉じました。