きゅうりと婚活パーティーで再会し、

ご飯に行く事になった私達。

駅で合流して、お店へ向かいました。


私のオススメのお店は創作居酒屋さんで、

おしゃれなお店でした。

そのカウンターに案内された私達。

お酒といくつかご飯を頼みました。

すると、きゅうりがふいに

「そのスカート可愛いな。」

と私の服装を誉めてくれました。

10年前、かなりの頻度で会っていましたが、

服装を誉めるようなイメージがなかったので、

私はかなりびっくりして恥ずかしくなりました。


そこから、他愛もない話をいくらかした後に、

「いや、それにしてもびっくりしたよ!

まさかのあんな所で再会するとか、

若干恥ずかしかったんだけど!笑」

と私はきゅうりに言いました。

「まさかあんな所で再会するとはね笑

10年前も年末に知り合ったしね笑」

ときゅうりも笑いました。


そして、私は

「きゅうりも結婚したいなって思って

相手を探しにきてたの?」

と質問しました。

するときゅうりは

「結婚というよりは、

今相手もいないし職場じゃ

出会いもないから行ってみたよ。

○○ちゃんは?」

と私に質問をしました。


私は、

「今まで結婚とか興味なかったんだけど、

去年の夏に好きだった人に振られてから、

出会いを真剣に探すようになったよ。」

と言いました。

するときゅうりが

「○○ちゃんって、

そういう恋愛に興味ないのかと思ってた!」

と言いました。


確かに私は10年前、

社会人2年目だったので

仕事に打ち込みたくて、

自分が元々恋愛体質なのを

分かっていたので

敢えて恋愛をしないように

封印していたのです。

だから、きゅうりに恋愛の話を

したこともないし、

恋愛をする気がなかったので、

そういう素振りも見せていなかったのです。


そんな背景があったので、

「あの頃は恋愛しないようにしてたからね。

私は元々恋愛体質だよ。」

と言うと、きゅうりは驚いていました。


そこから、私達はお互いの恋愛遍歴を

話し始めました。

どうやらきゅうりは、

年上女性が好きなようで、

自分からはなかなか誘ったり

できないタイプだそう。

直近の人とは、半年くらい付き合った時に

向こうが結婚の話を持ちかけ、

そこまで意志が固まっていない

きゅうりとは付き合えないということで、

お別れをすることになったようでした。


10年前に婚活パーティーで

知り合っているとは言え、

お互いの恋愛の話を

全くしてこなかったので、

私もきゅうりのこの話は新鮮でした。

きゅうりは自分の話を終えると、

「○○ちゃんはどんな感じなん?」

と私に聞きました。


そこで私の恋愛遍歴、主に

去年の夏からの話を話しました。

「結構普通に出会いを求めてるんだね。」

と、今までの私のイメージとは違ったようで

きゅうりは驚いていました。


お互いの恋愛事情を話して

若干恥ずかしかった私。

きゅうりは

「○○ちゃんに初めて女性を感じた!」

と、どのタイミングで感じたのかは

分かりませんでしたが、そう言いました。

「いや、元々女性ですけど?笑」

と私は照れながら答えました。


そんな話をしていると、

あっという間に時間となってしまいました。

私達はお店を出ながら駅へ向かいました。

「今日は、久しぶりに話せて楽しかった!

また飲みに行こう!」

と私はきゅうりに言いました。

「そうやね、また行こう!」

そうきゅうりも答えてくれました。


そこから他愛もない話をしながら

歩いていると、駅が近づいてきました。

私はなんだか急に名残惜しくなってしまい、

またきゅうりに会いたいと思ってしまいました。

このまま別れてしまうと、

次にご飯行くことはないだろう。

そう思った為、私は

「また飲みに行こう!

でも、仕事忙しいよね?」

そう、きゅうりに投げ掛けました。


するときゅうりは、

「日曜日しか休みがないから、

土曜日の夜か日曜日になるけど、

誘ってくれて予定なかったら

いつでも行くよ。」

そう、言ってくれました。

「分かった!またお誘いさせてね!」

私はそう言い、私達は別れました。


またきゅうりとご飯行っても大丈夫なんだ!

私は、とても嬉しい気持ちになりました。