2024年1月1日。

朝から七福神を巡って、

けんさんとのやり取りにわくわくして、

これから1年が楽しみ!

そんな気持ちに満ちていた、23時半。


けんさんからLINEの返信が来たので、

LINEを開こうとしていました。

私が朝にけんさんの地元の景色を

撮影して欲しいとお願いしていたから、

写真送ってくれたのかな?

なんて思いながら、わくわくして

LINEを開きました。


すると、けんさんから来たLINEは

写真でも何でもなく、

私にとって、

とても残酷な内容の文面でした。


「急やし勝手な事で悪いけど、 

婚活が上手くいかなかったから、

自分で考える時間が欲しいと思ってて...。 

 6日の事を含めてみゆさんとの

約束はキャンセルにしてくれないかな?

あと、返信が出来なかったらごめんね。

それでも幸せになる為に

全力を尽くしたいから、

どうか理解して欲しいと思うよ。 

本当にごめんね。」


・・・・。


私は、けんさんからのLINEの文面を見つめ

しばし固まってしまいました。


1月に会うと約束していた予定を

全てキャンセル・・・。

私は、状況の理解が追い付いていませんでした。

血の気が引くような感覚が私を襲いました。


どういう事?

あんなに楽しくやり取りしていたのは、

一体なんだったの?

全て私の勘違い?

とてもいきなりの事すぎて、

疑問だらけでした。


そして、とても嫌な予感がしました。

「返信が出来なかったらごめんね」

こんな風に送るけんさんは初めてであり、

二度と返信が来ない気がして

なりませんでした。

けんさんは私との連絡を

絶とうとしているのではないか・・・。


恋人としての関係はおろか、

親友でも無くなってしまう・・・!

いても立ってもいられなくなり、

返信が来ないのであれば、

電話なら・・・!

私は、そう思ってけんさんに

すぐに電話しました。

今の時間なら、けんさんは必ず起きている。

いつもと変わらない、

のんびりした口調で電話に出て欲しい!

私はそんな気持ちで電話をしました。


しかし、どれだけ待ってもけんさんが

電話に出ることはありませんでした。