マッチングアプリで知り合った、

31歳、京都在住のゆうきさんと

(正式には)2回目会う日。


怒涛の勢いだったので、

ここでこれまでの時系列を書いておきます。


●11月3日(金・祝)

・お昼にけんさんからLINEで振られる

・夜にゆうきさんからアプリで「いいね」がきてやり取り開始

●11月4日(土)

・ゆうきさんと初めて会う

●11月5日(日)

・野球観戦後にゆうきさんが合流

●11月6日(月)

●11月7日(火)

●11月8日(水)

・ゆうきさんと2回目会う


※今回は上記の11月8日の話です。


ゆうきさんとは仕事終わり、

大阪市内で会いました。

普段はお酒を飲むのが好きなゆうきさん。

私も飲むのが好きなので、

炉端焼きの居酒屋さんに行くことにしました。


まずビールで乾杯し、

何品か注文をしていきました。

ただ、注文の品を決めたのはほぼ私で、

ゆうきさんは自分から

あまり注文していませんでした。

「普段飲みに行ったら

あまり食べない人なの?」

私は、ゆうきさんの

少しふくよかな体つきを見て、

きっと食べるのが好きな人に違いない、

と失礼ですが勝手に思い込み、聞きました。


「この体だから食べるんだけど、

緊張してなかなか食べられなくて。」

と、ゆうきさんは恥ずかしそうに言いました。

それを聞いた私は、私とご飯行ってるだけで

そんなに思ってくれてるんだ!

そう思うと少し可愛らしく思えてきました。

ただ、ゆうきさんはお酒はきちんと進んでいるようで何度かお代わりしていました。


「昨日、お母さんと鳥貴族からの

カラオケ行ったんだよね。」

と、ゆうきさんは言い出し、

お母さんの写真を見せてくれました。

もしかしてマザコン的な人なんだろうか?

そんな思いが頭をかすめましたが、

「仲がいいんだね。」

と私が言うと

「飲みに言った時に、この前の写真(野球観戦後合流した時に撮った写真)を見せて、みゆさんの事話したら喜んでて。」

と嬉しそうに話しました。


まさかのお母さんにいつの間にか

紹介してるんだ!と心の中で思いましたが、

私は「そうだったんだね。」

と言い、その後も、続く話を聞いていました。

全力で喜びながら話してくれる姿を見ながら、

こういう人を好きになれたらいいんだろうな。

そう、ふと思いました。


そして、話が一区切りしたとき、

ゆうきさんは

「今日会ったら伝えようと思ってて。

やっぱりみゆさんの事好きだなって。」

と恥ずかしそうに気持ちを伝えてくれました。

LINEからもアピールがすごくて、

伝わってはいましたが、

言葉にされたのは初めてでした。

好きと言われるのは嬉しいけど、

ただ、どう言葉を返せばいいのか分からず、

「ありがとう。」

と言うのが精一杯でした。

ゆうきさんも何か悟っているのか、

それ以上は追及をしませんでした。


居酒屋を出て、

終電にはまだ余裕のある時間でしたが

そろそろお開きにしようとなり、

帰り際、ゆうきさんは

「また会おう!」と話をしてくれました。


次に会うと3回目。

1回目や2回目はお試しで会う事は

あるかもしれないけれど、

3回目会うのは相手を少なからずとも

いいと思っている意志の現れ

として取られてもおかしくない。


それに、ゆうきさんが

全力で思いを伝えてくれている分、

ちゃんと私もゆうきさんと向き合う必要がある。

そう思いました。


けれど、この週の土曜日に、

ゆうきさんと知り合う前から

LINEで振られたけんさんと

会う約束をしていました。

正直、まだけんさんに振られて

1週間も経っておらず、

私の気持ちはまだ、けんさんにありました。

しかし、私の事を全力で好きと言ってくれている

ゆうきさんもいい人で・・・。


こんな中途半端な状態はよくない!

そう思って、私は素直に

「ゆうきさんが私の事を

思ってくれるのは嬉しい。

私もその気持ちにちゃんと答えたいし、

向き合いたいと思うけど、

まだ振られた相手が気になっている自分がいて。しかも、今週末にその振られた相手と

会う約束をしているんだよね。」

そう言いました。


「その人と会うんだね・・・。」

ゆうきさんはビックリしていました。

普通はビックリするだろうな、

そう思いました。

続けて私は、

「でも向こうには相手がいるわけだから、

そこから発展するわけではないし、

会うことでケリをつけようと思う。

ケリを付けたら、

ゆうきさんの気持ちと向き合えると思うから、

次に会う約束をするのは

ケリを付けてからでもいいかな?」

そう伝えました。


虫がよすぎる話かもしれませんが、

ゆうきさんが全力でアピールしてくれている分、

私も嘘を付きたくなくて、

本当の気持ちを伝えました。

「うん、大丈夫だよ。

何でもちゃんと話してくれてありがとう。」

そう、ゆうきさんは言いました。

「嘘を付きたくないから、

言わなくても良いことも言っちゃった。」

と私は言いました。


ゆうきさんは全力でアピールしてくれるも、

私の言いたい事はちゃんと聞いてくれて、

とても器の大きい人だな、

そう思いました。

こういう人を好きになれたらすごいいいのに。

と、素直にそう思いました。