けんさんに振られた次の日に、
マッチングアプリで知り合った
31歳京都在住のゆうきさんと
大阪市内で会うことになった私。
大阪駅の改札口で
ゆうきさんを待っていました。
マッチングアプリの画像での
ゆうきさんの印象は、
細身で優しそうな笑顔が素敵な男性
そんな人から、振られたその日に
「いいね」が来て、
次の日に会うってどんな状況なんだろう
神様はフェイントで
私に最高の出会いをくれるのか
なんて、ちょっぴり浮かれていました。
どうやら私の方が先に着いたようでした。
私はアプリで画像を登録してない為、
「今着きました。○○の前に立ってます！
私の服装はワインレッド？のスカートに
白のブラウス着てます☀️
分からなかったら電話してください😊」
とLINEでゆうきさんに連絡しました。
もうその辺にいるのかな？と思いつつも、
ゆうきさんらしい人は見当たりませんでした。
そうすると、
ゆうきさんから電話がかかってきました。
「今着きました！
みゆさんは○○の前にいます？」
とゆうきさんは話しました。
「いますよ！どの辺にいますか？」
と私は近くにそれらしき人が
見当たらなかったので、
辺りを見回しながら喋りました。
すると、目の前にいた男性が歩いて来ました。
・・・・え
私の目の前に手を振りながら歩いてくる男性。
きっとゆうきさんなのかもしれないのですが、
写真のゆうきさんからは控えめに言っても、
20㎏ほど増量されたであろう男性で、
顔も全く違う人が歩いてきました・・・。
アプリで知り合って
実際に会うと、写真と違う事がある
とは何かで聞いた事はありますが、
ここまで写真と本人が違う事って
あるんだろうか
私は分からなくなりました・・・。
「うわ、待ち合わせして、
みゆさんって分かった瞬間
テンション上がりました！！
タイプです！！」
開口一番、ゆうきさんはそう言いました。
私は、写真と本人のギャップが凄すぎて、
動揺しながらも、
「そんな、言い過ぎですよ！
ありがとうございます。」
と何とか答えました。
写真はいつの頃の物ですか
私はとても聞きたかったですが、
初対面なので、ぐっと堪えて応じました。
別にゆうきさんが
生理的に無理な人な訳ではなく、
普通にいい人そうだからこそ、
「なぜ？！」という疑問が募りました・・・。
そんな気持ちを抱えながら、
私とゆうきさんは、
カフェでお茶することにしました。
途中、ゆうきさんが
「写真と違うと思った？」
と私に聞いてきましたが、
変に触れるのも怖いのでスルーしました笑
いや、大分思ったけど
と
心の中で激しくツッコミました。
ちなみに、ゆうきさんはどうやら
私が本当にタイプだったそうで、
会話の50％以上で私を誉めてくれました。
「待ち合わせした時、
女神が訪れたって思いました！」
とか、
「アプリに画像載せてなかったから
不安だったけど、会って思った！
画像を載せたらみんなに見つかるから
載せないで！」
とか、次から次へと私を誉めてくれました。
その様子はサクラなのか？と思いたくなるくらいでした
昨日けんさんに振られて
自己肯定感が下がっていたところから、
ゆうきさんがベタ褒めしてくれたことで、
「まだ私を必要としてくれる人はいるんだ。」
そう、ちょっと自信がつきました。
最初の写真と本人が全く違う事件には、
まだ心がざわざわしていましたが、
私をめちゃくちゃ誉めてくれるゆうきさんは、
悪い人ではないな、となんとなく思いました。
そして、
「たくさん誉めてくれてありがとう！
なんか元気出たかも！
実は昨日振られたところだったんだよね」
と、けんさんに振られた事の概要を
ゆうきさんに伝えました。
その間、ゆうきさんはきちんと
私の話を聞いてくれました。
「そうだったんだね。
でも、それをちゃんと話してくれてありがとう。そういうところいいと思う！」
と、普通はアプリで知り合った人に
伝えることではない事を伝えた私に対しても
褒めてくれました。
その後は、何気ない話をしました。
ゆうきさんは野球を観るのが好きで、
大のオリックスファンであること、
大半の試合を観に行ってる事、
バンドが好きでフェスや
ライブハウスによく行くこと、
過去にどんな人と付き合ってきたか
などなどです。
ここでも私をことあるごとに褒めてくれました。
そして、
「京都市内に住んでるから、
平日でも大阪に会いにくるよ！
次の水曜日会おう！」
とゆうきさんのペースに巻き込まれ、
会っていたのは土曜日でしたが、
4日後の水曜日の夜の
仕事終わりに2回目会うことになりました。
ゆうきさん、
話せば話すほどいい人なのですが、
そう思う度に
「何故全く違う写真を載せたんだろう？」
と思ってしまいました。
アプリに顔写真を載せる場合には、
ありのままの自分の写真を載せよう。
そう心に決めました。