Yくんに振られた日から1週間。

私は、趣味婚や飲み会といった出会いの場に足を運んでみたものの、大した結果も得られていませんでしたアセアセ


この頃は婚活するぞ!というより、

Yくんに

「いい人と出会って幸せになってください。」

と言われたから、

その為にも行動をしていたところがあります。

次にYくんに会った時に、

こんなに行動してるよ!って報告する為に。


また、名古屋でYくんに振られた後も、

LINEのやり取りはずっと続いていました。


そんな中、2023年7月25日(月)。

大阪では天神祭が毎年行われていて、

花火大会の日でもあります。


私は、Yくんに振られる前にこの天神祭の花火大会に一緒に約束をしていました。

振られた後にYくんから

「花火大会、どうします?」と聞かれましたが、

「一緒に行こう!」と言い、

当日一緒に花火を見に行く約束をしていましたニコニコ


前回会った時に完全に振られた私。

今度会う時は、気持ちを切り替えて友達として会おう!そう決めていました。


けれど私は、『せっかくなら浴衣で行こう!

そう思って事前に浴衣を買い揃えました。

そして、月曜日だったので会社は午後休を取り、

美容室で着付けと髪のセットをしてもらうことにしました。


7月25日当日。

私は浴衣を着て、仕事終わりのYくんと合流するために会場近くに向かいました。

久しぶりに着た浴衣。

いつもとは違う自分に何か言ってくれるかな?

とちょっと期待していました。


花火大会は19時半からでしたが、

Yくんは仕事が終わるのが遅くなり、

19時半を少し過ぎた時間に合流しました。

Yくんは、浴衣姿の私に対して何か言うわけでもなく、ただ普通に合流しましたニコニコ


Yくんと会うのは10日ぶりで、

名古屋で会った時以来でした。

普通の話をしながら、

花火が見え易い位置に移動していきました。


屋台がたくさん並んでいる広場に向かう途中、

たくさん人がいるなかで、

はぐれたくないので手を繋ぎながら・・なんて事はなく、微妙な距離を保って歩きました。

そして人混みの中でしたが、

ある程度見えやすい位置に移動しました。


そこで、花火を堪能しましたキラキラ

彼氏彼女の関係で花火を見れたらよかったけど、

仕方ない!私はそう心の中で言い聞かせました。

そう思いながら、ちょっぴり切なく

綺麗な花火を眺めていました。


時間は21時。

花火は終わり、みんなが家路に向かうのにごった返していました。

私達もその波に乗って駅に向かって歩こうとしたのですが、最寄り駅が混雑していることを見越して1駅遠い駅まで歩くことにしました。


私は「ありがとう。花火に付き合ってくれて。」

そうYくんに言うと、

Yくんは、

「○○さんが行こうって誘ってくれなかったら、

天神祭の花火大会知らなかったです。

ありがとうございます。」

と言ってくれました。


そしてさらに、

「浴衣、いいと思うんで、また違う機会にも着てくださいね。」

と、Yくんはそう言ってくれました。


その後、お腹が減った私達は居酒屋さんに行きました。


その居酒屋さんでご飯を食べながら、

私はYくんと名古屋で会った後、

いい人と出会う為にいろんな行動したことをYくんに話しました。

私は元気にやってるよ!

そう、Yくんにアピールするために、

楽しそうに話しました。


楽しい時間もあっという間で、

終電の時間になってしまいました。

Yくんは大阪にいる弟の家に泊まるようで、

少し終電が早いようでした。


私はお酒も入ってほろ酔い状態。

抑えていたYくんへの気持ちの蓋が開いてしまったようでした。

次Yくんに会えるのはいつなんだろう?

そう思うと寂しくなり、

終電の時間が迫っているのにも関わらず、

とっても名残惜しそうにしてしまいました。


「まだ一緒にいたいな。」


気付いたらそんな言葉を口にしていました。

そうなると、気持ちが溢れてきて


「帰ってほしくない。」


そう、面倒くさい女のような言葉を口にしてしまいました。


それに対して、どうしようもできないYくん。

人がいいYくんは困った顔をしていました。

終電のギリギリまで付き合ってくれたYくん。

「すみません、終電逃すと大変なんで。」

と言って、終電の時間がギリギリだった為に走って帰って行きました。


その走り去って行った姿を見て、

全然友達のフリできてないじゃん!!

Yくんを困らせてしまった・・・。

気持ちを切り替えていこう!って思ったけど、

会うとやっぱり好きだ・・・。

お酒も入っていたからか、

私にしては珍しく感情が高ぶってしまい、

気付いたら大粒の涙が溢れていました。


そうなると、抑えていた悲しい気持ちが溢れてきて止まらなくなりました。

浴衣を着て、髪もセットしてせっかくキレイにしてもらったのに、私は何をやっているんだろう。

どうしようもなく虚しくなって、さらに涙が止まらなくなりました。


そして人目を気にせずに、泣きながら、

人が少なくなった終電後の

天神橋筋商店街を歩きました。


歩きながら、

Yくんは友達として、精一杯の誠意で接してくれてるのに、なんて私は女々しいんだ。

こんな私のままでは、

友達としても呆れられてしまう。

それだけは嫌だ!!

今度Yくんと会うときは、ちゃんと最後まで笑顔で友達でいたい。

本気でそう思いました。