腹直筋離開は軽視されやすい！！

千葉県柏市やぎはし整体院の田端です

これまで、当ブログにて様々な角度から腹直筋離開についてお伝えしてきました。

本日のテーマは「腹直筋離開は軽視されやすい」です。

当院にいらっしゃるお客様で、腹直筋離開の症状を呈しているにも関わらず、症状について特定できず長年お困りだった方が多くいらっしゃいます。おなかの状態が気になり病院で相談されても、見た目の問題として片付けられたり、単純な腹筋運動を勧められるなど、適切な処置をしてもらえないことが多々あるとのことです。

諸外国の病院では、妊娠中から出産後にかけてきちんと腹直筋離開の検査を行い、腹直筋離開がある方には適切な治療や指導が行われています。一方日本では、女性にとって非常に重大な問題であるにも関わらず、理解が進まず軽視されることが多いのが現状です

＜軽視される理由＞

実は日本の医療においては、まだまだ腹直筋離開については分からないことが多いとされています。海外では適切な処置がなされているため、医学的根拠をきちんと調べると改善の手はあります。しかし、腹直筋離開を呈した方は、すぐに痛みに苦しんだり動けなかったりすることは、あまり多くありません。また、直接、生死に関わる問題ではないからなのか、積極的に改善のための治療が行われていないというのが日本の医療界の現状です。

しかし、誤った腹筋運動を自己判断で行ったり、そのうち良くなるからとの助言を受け経過観察を行ったため、何年経っても改善せず、むしろ症状が悪化する危険もあります。

＜腹直筋離開を軽視することが危険な理由＞

腹直筋離開を軽視し、適切な処置を行わないと以下のような状況が生じます。

・腰痛が生じる。
・体幹の安定性が損なわれ、姿勢が崩れるため、肩こりや頭痛が生じる。
・妊娠中に胎児を保護できなくなる。
・内臓が飛び出ることがある。

　→お腹から内臓が飛び出る症状が出てしまうと外科手術が必要となりますが、当院が推奨するエクササイズも合わせて行うことで、より良い改善が見込めます。
・産後、腹部に力が入らず、動きにくい。（赤ちゃんを抱っこしにくい）
・おへそのヘルニア（でべそ）になる。
・産後の体型の戻りが悪い。
・40～50歳代での体型の崩れが著しい。
・60～70歳で、脊柱管狭窄症、腰部すべり症になる。

後々重大な症状が生じることもあるため、腹直筋離開を軽視してはいけません

なかなか情報がなく、おなかの状態が気になりつつもこれまで対処できなかった方も、どうか諦めずに当院にご相談ください。出産後年数が経過していても、おなかの状態を良くすることは可能です！おなかの状態をしっかりと見させていただいた上で、適切なトレーニングについて指導させていただきます

＜トレーニングの重要性について＞

腹直筋離開を呈している方は、腹直筋だけでなく外腹斜筋・内腹斜筋、そしてインナーマッスルの機能障害が合併していることがあります。その場合、腹直筋を鍛える前に、その内側にあるインナーマッスルを機能させる質の良いトレーニングを、しっかりとした順番で、そして理論に基づいた方法で行うことが大切です。

改善はしたいけど、三日坊主なのでトレーニングはなかなか続けられなくて・・・と不安に思われる方もいらっしゃると思いますが、そんな方に当院オリジナルのハンドブックに記載してあるトレーニング方法がオススメです

最新の医学論文や書籍を参考に、当院で実績のある方法をまとめたものです

なぜインナーマッスルを鍛えることが大切なのか、腹直筋トレーニングの目的など、手順や方法を含めて細かくそして分かりやすく記載させて頂いております。そのため、ハンドブックに記載してある方法は効果が出やすく、また、なぜこのトレーニングが必要なのかしっかりと理解しながら取り組むことが出来るので、続けやすいということが特徴です