腹直筋離開を予防する！！

やぎはし整体院の田端です

今回も引き続き腹直筋離開についてお話させていただきます。

これまで、腹直筋離開を呈した方は、インナーマッスルと呼ばれる筋肉の中でもまず腹横筋を正しく鍛えることが大切であるとお伝えしました。

また、腹直筋離開になることによっておなかを支える筋肉がうまく働かなくなるため、食後に腸の動きを感じたり、おへそが飛び出してきたり、さらにはおなか全体がぽっこりと出るといった、おなかまわりのヘルニアの症状が合併症として発生することがあるのです

【やぎはし整体院ブログ（過去の記事はこちら↓）】

腹直筋離開〜インナーマッスルの活性化〜

腹直筋離開～ヘルニアと脱腸～

ですが、腹直筋離開の状況をきちんと確認しながら調整とトレーニングをしていくことで、ヘルニアも含めて改善が期待できます！大切なのはしっかりと結果を出せる正しいトレーニングを行うことです

腹直筋離開になってしまった場合、適切なトレーニングで改善していくことが大切ですが、そもそも腹直筋離開にならないためにはどうしたらいいのか今回は、このことについてお伝えさせていただきます。

＜腹直筋離開の予防について＞

妊娠中、または出産後に腹直筋が裂けることを腹直筋離開といいますが、妊娠中になんと約9割の方が腹直筋離開を起こすとされています多くの方は産後半年ほどで見た目や機能に問題がない程度にまで戻りますが、中には産後1年以上経ってもなかなか状態が改善しない方もいらっしゃいます。

たとえ腹直筋離開になっても正しいトレーニングを行うことで改善は見込めますが、産後の身体に余計な負担をかけないためにも、妊娠中にしっかりと予防することが大切です

腹直筋離開の予防って何か難しいトレーニングとか必要なのかしら…妊娠中はただでさえ大変なのに身体に負担がかかるようなことはしたくない…とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご安心ください！

実は腹直筋離開を予防することは非常に簡単です

腹直筋離開は、妊娠中に胎児が大きくなるにつれて、おなか周りに横方向の負担がかかることが原因で起こります。腹直筋に裂ける力が加わり、腹部中心の白線と言われる組織が薄くなり伸びてしまうのです。そのため、この横方向の負担を減少させることで、腹直筋離開を予防することが可能となります。

　※「運療法大全」から改編して掲載

では、どのようにしたら横方向の負担を減少させることが出来るのでしょうか…

正解は腹帯やさらしで胎児ごと腹部を支えてあげる です。

腹直筋離開の予防はたったこれだけです

昔は普通に行われて腹帯やさらしでの腹部固定ですが、最近は行っている方が少なくなってきており、当院へ腹直筋離開のご相談にいらっしゃる方はほぼ100％近く妊娠中の固定をしていない方でした。「暑いので着けたくない」「きつく感じるので嫌だ」「いちいち付けるのが面倒くさい」等、そのように思う気持ちももちろんわかりますが、後々大変な身体のトラブルにならないためにも、どうか予防をしっかりと行ってください。予防さえしっかりと行ってもらえれば、腹直筋離開を防ぐことができ、産後も楽に過ごせます。病院でも教えてもらえないことが多いため、この事実を知らない方が大半です。どうか、お知り合いに妊娠中の方がいらっしゃいましたら、教えてあげてください。

＜腹直筋へのアプローチ方法＞

「予防がしっかりと出来ておらず、腹直筋離開になってしまった」「病院で相談してみたものの、良い改善方法が見つからない」という方も、どうか諦めないでください。当院でしっかりと状況を確認しながら調整とトレーニングをしていくことで、多くのお客様にご満足いただいております

やぎはし整体院には10年以上のキャリアを持つ、産前・産後のスペシャリスト整体師である大金をはじめ、信頼できる先生ばかり在籍しておりますので、是非一度ご相談いただければと思います。なお、当院は完全予約制のため、ご来院の際はまずは一度お電話にてご相談ください

　■やぎはし整体院の整体師紹介

＜腹直筋のためのサポーターとハンドブックのご紹介＞

遠方にお住まいのため、千葉県柏市にある当院に直接来ることがむずかしい方には、腹直筋を固定するためのサポーターと、自宅で簡単にできる腹直筋トレーニング方法をまとめたハンドブックを郵送でご購入いただくことも可能となりましたハンドブックは、最新の医学論文や書籍を参考に、当院で実績のある方法をまとめたものです詳細につきましては、以下ページをご参照ください。