腹直筋離開〜症状から対応まで〜

こんにちは。千葉県柏市やぎはし整体院の田端です

これまで当ブログでも何度か腹直筋離開について取り上げてきました。

【やぎはし整体院ブログ（過去の記事はこちら↓）】

妊娠出産を経験された方の身体の不具合に関係している可能性がある腹直筋離開について、改めて振り返ってみましょう。

＜腹直筋離開とは＞

妊娠中、または出産後に腹直筋が裂けることを腹直筋離開といいます。腹直筋はおなかの一番表面にある筋肉のことです。おなかに力を入れると板チョコのように割れる人がいますが、その筋肉のことを指します。腹直筋離開は妊娠に伴う子宮の増大により筋膜と腱膜が緩み、真ん中から左右に裂けてしまうという状況です。指2本の幅よりも広い離開は重症だと考えられています。

妊娠中に約9割の方が腹直筋離開を起こすとされていますが、多くの方は産後半年ほどで見た目や機能に問題がない程度にまで戻ります。しかし、中には産後1年以上経っても状態が改善せず、不安を感じられる方もいらっしゃいます。

＜腹直筋離開の症状＞

腹直筋離開場合、以下のような症状を感じられる方が多くいらっしゃいます。

・おなかに亀裂がある

・おなかが動くなどの違和感を感じる。

・おなかに力が入らなかったり、力を入れると形が変になるなど、おなかの筋肉がおかしいと感じる。

・横になったり、四つん這いになると、おなかが垂れる。

・内臓が支えられていないような感じがする。

・でべそが治らない。

＜腹直筋離開の影響＞

上記のようなおなか周りの直接的な症状に加え、身体に二次的な不具合が生じる場合もあります。離開した部分から内臓がぽっこりと飛び出してしまったり、腰痛や体型の崩れ・歪みなどを引き起こしたり、年齢を重ね60代～70代になってから脊柱管狭窄症や脊椎分離症、腰椎すべり症を引き起こすこともあるなど、腹直筋離開をきちんと対処せずに放っておくことは大変危険であると考えます。

＜腹直筋離開へのアプローチ方法＞

これまでの内容を読んで、もしかしたら私も腹直筋離開かも…と思われた方もいらっしゃると思います。放っておくと怖い腹直筋に対してどのようにアプローチしたらよいのか、悩みますよね…。

病院で相談された際に「腹筋をするように」と助言されることもあるようですが、身体の状態を把握せずに自己流の腹筋をするなど理論を無視したトレーニングを行うことで、改善するどころか悪化してしまう危険があります。不調を感じているにも関わらず思うように改善せず辛い気持ちを抱えた方も、当院でしっかりと状況を確認しながら調整とトレーニングをしていくことで、多くのお客様に満足頂いております