イチローと大谷翔平の特別対談4 | 会社員でも簡単にできるビジネスの「本質レシピ」

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人間には可能性がある。いつからでも誰でも人生は変わる。ブログを通してメッセージを伝えたい。


イチロー「ブレない、ことも大事なんだけど、ブレても、直ぐに自分の軸に戻ることができるかが更に大事になってくるんだ」


大谷「直ぐに戻る。ですか?」


イチロー「人間は完璧な生き者ではない。だから絶対にブレないことは不可能なんだ。でも、ブレた時に自覚があるか、ないかで大きな差が出てくる。ブレた時に客観視できているか、どうかなんだ。自分がブレた事に気づいた時はもう、ブレたところにはもういない。ブレたらブレたままだと、自己実現はできなくなる。自分の本心とは違う行動をとってしまうからだ。」


大谷「なるほど。ブレたことに気づかないことが一番怖いですね。自分の軸がないと、ブレた事にすら気づかない。だから自分の基盤を固めないといけないんですね」


イチロー「オレがいつも言っているように、自分を自分で納得さえすれば、周囲の影響は受けなくなる。自分が本当に望んでいることを知り、それを行動すれば、結果がどうあれ、周囲がどうあれ、関係がない。周囲に影響を受けなくなればなるほど、自己実現はそれ程、遠くない。しかし、それは簡単ではない」


大谷「簡単ではなさそうですね。以前、脳科学の研究をしている大学教授の方とお話しする機会があったんです。脳の仕組みをたくさん知っていて、こういう働きをしたり、こういう特性があったりと知識は膨大にある。ただ、自分に置き換えた時に自分の脳を思い通り使いこなせるのは別の話だと、おっしゃってました」


イチロー「確かにそうだな。脳科学者がみんな自分の脳を使いこなせたら、全員成功しているはずだ。現実はそうではない。たがらそこにヒントがあるんだ。知ってる=できる、は間違いなんだ」


大谷「おっしゃる通りですね。年間に本を何千冊読みました。って自慢してくる人とかいるんですけど、その膨大な情報を自分の血肉にして、結果が必ず出せるかと言えば、比例しない。一冊の本でもいいから、深く、深く読み込んで、あらゆる側面からその本を読んだ方がよっぽどいいですね」


イチロー「オレは基本的には本は読まないんだが、常に自分と対話をしている。それはどういうことかと言えば、もう一人の自分がいて、常にオレの行動を律している。自分に迷いや、違和感があったり時はもう一人の自分と何度も何度も対話をしているんだ。この感覚は自分にしか分からないだろう」