30代の初めのころ、小学生を助けた話です。
冬の夜でした。場所は滋賀だったか三重だったか。
平日それとも休日?それもあいまい。
アパートに戻る途中、小学校の4年くらいの男の子が
何か切羽詰まった様子で僕に、
「〇〇〇が〇〇なので一緒に来てください!」
別に伏字ではなく、早口でよく聞き取れなかったのと
なにせ30年近く前の事ですから、記憶があいまい。
とにかく、何か困っているのは分かったので、後から
ついて行きました。
途中から横道に入っていき、家が多いけど自然も多い所を
進んでいくと、大きなマンションが見えてきました。
そこの入り口までくると、元気な声で
「ありがとうございました!」
と言って駆け込んで行った少年。
まぁ、何だったんでしょうね。
ヘンな大人に後を付けられていた?
僕よりヘンな大人がいたのか。
暗がりが怖かった?
確かに、風が強くて木々がガサガサ揺れて怖いかもしれない。
大人には見えないけど子供の彼には何かが見えた?
それはボクも怖い。
てなことを、仕事の暇なときに思い出していました。