豆電球テスターでポイント調整しても火花が飛ばない。
何故!?


イグニッションコイルに繋がるギボシがスカスカなので、新しいのに付け替えました。


トラブルシューティングの基本は根元から。
発電コイルから電気が出ているか、簡易配線を作ってチェックします。
空キック!→バチバチ火花が出ます。

次はカプラー
緩みがないかチェックします。
 

イグニッションコイルに繋がるこの線も、電気が来ています。


プラグキャップを取り、直接線をシリンダーヘッドに押し当てても火花が出ません。

残るはイグニッションコイル単体故障か、アース不良です。
アースを探そう見回すと・見つけました!
錆びて取れてました。


ACはポイント車専用です。
青いイグニッションコイルを見ると、いい加減6Vポイント最終カブの品番を探さないとなぁ~と、思います。


遺跡みたい。
旧車は似たりよったり、開ければ当時物パーツはこんな物です。
配線は劣化して火災の危険があり、ヒューズが飛んで全電源シャットダウン・・etc


アース線を新設します。

 
モリモリハンダ!


これで大丈夫でしょう。
火花バチバチ、復活しました。

 
最後にクラッチ調整しておしまい。


今日は山本商店さんにモンキーで行こうかと思いましたが、気付けば夕方になりました。
しょうがない。

気を取り直して試走です。
触った所は全部増し締めして出発!
相変わらず点火時期がズレているので、高回転から急にアクセルを戻すとバックファイヤがひどいです。
でも、その他は前よりグッと良くなりました。

回すと実に面白いですねぇ。
振動&変速ショックがダイレクトでぶっ飛びそうだし、路面に近いからスビード感がある。

ニュートラルランプ無し
左ミラー無し
フロントブレーキスイッチ無し
ライト切り替えスイッチ無し
リザーブコック無し

世の中に、こんな面白いモーターサイクルがあったとは!
乗っていると運転に集中して、頭の中が
サァーッと冷たくなります。