ほぼ悪性腫瘍との告知をうけた日はいっぱい泣いたけど、同時にがんばろうとも決意した。
その日からいろんな検査をした。真っ先に行ったのが転移の有無を調べる検査。脳・胸部・腹部CT・骨シンチなどなど。生検(お尻の腫瘍を一部とって検査してなにものか正体をつきとめる)と骨髄穿刺は手術室で全身麻酔下で行うことになった。その時、鎖骨下静脈にCVカテーテルも一緒にいれるそう。
脳・胸部・腹部CT検査、骨シンチの結果
脳 転移なし
胸部 肺転移あり(両側に小さいのが6個くらい)
腹部 転移なし(腫瘍は腹腔内にまでおおきくなっているが、 肝臓とか他の臓器にはなし)
骨 転移なし
結果を聞いてまた絶望的になった。がんばろうと思った矢先また谷底に突き落とされた感じだ。普通の人はだいたいこう考えると思う。癌はやばい⇒転移ありだとかなりやばい。
先生に聞いた。
「治療したほうがいんでしょうか?」
私の中で、もうダメならせめて家に連れて帰ってやりたいという気持ちが強かった。
「こどもの癌は大人と違って抗がん剤がよく効くということが分かってます。絶対治らないということはないですよ。」
こう言われたら、治療しないを選択することは私にはできない。 可能性がある限り。でも今現在私はよく考える。この時治療を はじめたのはほんとに正しかったのか。。。