はやく知りたい | 強いぞ!ゆいちゃんマン~未分化肉腫との戦い~

強いぞ!ゆいちゃんマン~未分化肉腫との戦い~

2010年2月、生後8か月のとき、未分化肉腫という聞いたこともない病気が発覚し,1才6か月で天国へ旅立ってしまった娘の入院生活を振り返ってブログを書いています。

入院日の夜はゆいも私も全く眠れなかった。私は出産するまで ずっと医療事務をしていた。大学病院でも働いていたので普通の人よりかは医療用語に詳しかった。お尻の腫瘍のことをずっと考えてて頭に浮かんだのは「脂肪肉腫」か「筋肉腫」どちらも悪性だ。私が知る限りあまりよくない病気。この病気だとしたら、こどもは進行がはやいというし。。。こんなことを何回も考えているうちに朝がきた。




翌2月15日朝、小児科の主治医ですと女の先生が2人やってきた。昨日の先生は小児科救急の日直の当番の先生だった。 (しかも、入院してから分かったけど、小児科の教授だった。)




主治医はMO先生(美人。年齢は私と同じくらい??。はっきり ものを言う性格みたい)もう1人はM先生(これまた美人で小児科医1年目)




女の先生だったこともあり入ってきてすぐ



「かわいいо(ж>▽<)y ☆ゆいちゃん、ほんとかわいい」と  連発。



ゆいはなぜかほんとにかわいかった。(親ばかですみません)  両親共々不細工なのにおかしい。誰に似たのか。。。




「今日からいろいろ検査します。とりあえず緊急でMRIを予約したので夕方くらいになるかもしれないけど」




「わかりました」




いろいろ聞きたかったけどとりあえずこう答えるのが精いっぱいだった。まだ悪いものと決まったわけじゃないし、聞いたらほんとにそうなるかもしれないと思ったから。




この時から夕方までの記憶が全然ない。多分いろいろ考えてはいたと思うけど、思い出せない。




夕方やっとMRIに呼ばれた。麻酔剤を点滴の管から入れて眠らせた。30分はかかるということで病室に戻って待つことにした。20分立ったくらいで落ち着かないので放射線科に迎えに行った。




主治医のMO先生がゆいの画像を見ながら険しい顔で誰かと話してるのが見えた。




「やっぱり。。。。。」




私に気づくと先生は急いで笑顔になった。




ゆいは何度か起きたみたいだった。麻酔剤でも眠れないくらい敏感になってた。考えてみれば当たり前だ。もともと最近は眠れなかったのに、昨日から突然わけのわからないところに連れてこられて、採血や点滴つけられたり痛いことばかりされているんだから。




放射線科の先生にも見てもらうから結果は明日になるみたい。




夜、仕事終わって旦那がきた。2人で話してるとやっぱり怖い。 はやく結果が知りたい。看護師さんに結果を今日聞くことはできないですか?と聞いてみた。やっぱり明日になると言われた。




ゆいのお尻は1日でまた少し大きくなったような気がした。点滴につながれて体がだるそうだった。はやくゆいを苦しめてるものの 正体を知りたかった。