祖母の昔話は、いつも興味深い。専ら、祖母の結婚相手、つまり、祖父の家族や親戚の話なのだが。

祖父は、末っ子で、家業を継いでいたようだが、家庭の事情で家業を離れ、親戚のもとで働き、その後、地方公務員になったそう。祖父は、実家を離れ独立できたが、虚弱体質で、若くして病気を患い、腸閉塞が原因で早くに亡くなった。戦時中は、召集されても、健康状態が良好でなく、戦場には行けず。おかげで生き延びることができた。

祖父の親戚の話は、ここでは割愛。

祖父の死後、母を含む子供は誰も祖母の元から引き離されることなく、成長するまで一緒に暮らすことができたようだ。

何だか不思議だ。もし、その時、母子が引き離されていたならば、私は存在しなかっただろう。

母の姉妹を客観的にみると、本当に仲が良くて羨ましい。いろんな苦労を共に乗り越えてきたからなのか、深い絆を感じる。父親を小さいうちに亡くした伯母達は独立心が強いし、母を含めた上の伯母たちは、面倒みが良い。おおざっぱだったり、几帳面だったり、温和だったり、きつかったり、我慢強かったり、可愛かったり、と様々だが、私は、個性ある愛情を親戚から受けていると実感する。あいにく、母方にはいとこがいないので、その分、はとこや伯母の旦那さんの親戚の人たちとまで顔見知りで親戚との付き合い方もかなり曖昧だ。さすがに名前までは覚えていない。父方の両親は共に早くに他界。祖父は公務員を経て、司法書士をやっていたらしい。祖母は昔、商工会議所で働いていたらしい。

ちなみに、私の金遣いのあらいところは、一体誰に似たんだろうか。ケチな方なんだけど、自分には財布のひもが緩い…。

最近面白いことに気付いた。父親と祖母は死んだ人の話をよくする。伯母も。両親でも夫婦でも兄弟でも、死んでも、生き続けているんだなぁと。

私もどちらかというと死んだ人の話をしたがる方だが、両親が亡くなったら、想像を超える悲しさが押し寄せてくるんだろうなぁと思う。そんな日はいつまでも来ないことを願うばかりだ。