幻想的で、芸術的で、まさしく「ロシア」を表現した素晴らしい開会式で始まったソチオリンピックも本日で閉幕。閉会式も、ユーモアもありハラショーな式典であった。開催中には、ソチの近隣にあるウクライナ共和国では現政権交代という事態も起こり出場選手にも影響があり、原則「政治とは無関係」であるとはいえ、選手は国の代表であり、政治的な面は付随的であるとはいえども皆無とは言い難い。(さまざまな業界の多くの人を巻き込み、莫大なコストもかかり、そして多大な時間を要する国を挙げてのビッグイベントである以上関与するのは回避できないことである。ちなみに、ウクライナ共和国での出来事は、西側の私からしてみれば、従来の公的資金の浪費三昧的な独裁政権?の解体によって、民主政権が誕生するかとの期待もある。)
さて、日本は、金1個、銀4個、銅3個という結果であったが、十代の大活躍が目覚ましく、また、41歳のジャンプ・ラージヒルでの葛西選手の銀メダルも光ったことが印象的。それにしても、羽生選手のショートプログラムでの演技は素人目の私にも大変美しくそして力強く映った。スコアが最高得点の101.45点という高得点。(ツイッターではスコアの付け方について議論もあるようだが、私にはジャンプをミスするとマイナス1点、程度の知識。)また、浅田選手のラストダンスも感動的だったという声も大きい。高橋選手やジャンプチームもけがや病気を乗り越えての出場など、メダル獲得の裏側には、ここでは到底言い表せないような一人ひとりの闘いがあり想像するだけでつくづくオリンピック選手になるだけでも大変なことなのに、選手たちの持ち得る運動能力はもちろんのこと忍耐力や持久力、情熱、意志の強さなどを垣間見る場面にも遭遇できて、これこそスポーツ観戦の醍醐味でもあるなぁ、とつくづく。
そして、個人的には、今回カーリングゲームの面白さにも出会ったことで楽しみが一つ増えた。これまでなんとなく関心を持つことなくスルーしてきたそのゲームで、どことなく、プールゲームと重ねつつ、夏と冬のスポーツの共通点を探しつつ、先の手を読んだり、ゲームの展開を予想したり組み立てたり、ルールを少しずつ覚えつつ、観戦した。
ここでコメントすることはすべて「言うは易く行うは難し」という結論に尽きるのだが、どのゲームにおいても「勝ちに行く姿勢」は、「それを実現するために小さな努力を積み重ね」、「支えてくれる人々への感謝」すること、そして「幸運」に恵まれることで、世界中から集まる優秀なアスリートの中で0.01秒、0.01点を競い、運動能力や人間力を育んでいくものだと感じた。
とにかく、さまざまな意味で戦い抜いたオリンピック選手団には、国民と喜怒哀楽を共有してもらって、そして勇気を与えられて、改めてスポーツの面白味を感じることができたことに感謝したい。メダル獲得者もそうでない選手もその努力を讃えたいと思う。
ついつい、日本選手の応援につい力が入ってしまうが、他国選手チームのゲーム展開や素晴らしい演技なども観戦し強い選手やチームの強さの秘訣などを探ることも楽しみであった。(どこでどう活かされるんだか…)
ダスビナーニャ