副題
さよならエルフィン2
(笑)
えーとあれから猿の様にモデリングデータを並び替えたり、STLファイル変換→位置調整→サポート設置→スライス処理→CWSファイル変換→プリンターにて出力→洗浄→出力物剥がし→形状確認を繰り返していました。
二週間。
fusionが止まる事もよく有りました。→PCの性能不足。
サポートを付けるとスライスが始まらない事もありました。→多分PCの性能不足。
サポートが細すぎたり、足らなかったりで上手く出力されない事もありました。→サポート処理の勉強不足。
レジンが出力物の上側に溜まってモールドが埋まった事もありました。→分割や角度変更で貯まらないように対応。
レジン切れを恐れて多目にレジンを入れた所溢れそうになって肝を冷やしたり→MAXラインは守りましょう。
クリアレジンはクリア故に露光時の紫外線を受けやすく、黄化しやすかった事。→なるべく使い切れる量をタンクに入れましょう。
出力物が張り付いてプラットフォームを傷付けてしまった事。→ある程度は仕方ないがラフトを広い板状&端部を逆テーパーにして出力範囲外でナイフ入れを出来るようにした。角が外れれば後は竹べらでも粘土ベラでも剥がれる。
などの試行錯誤をしていたわけですが、それらは全て経験で補える事でした。
造形物のあちこちにヒビや欠けが付いていたのです。
最初に使うレジンをクリアレジンに決めた為に気づくのが遅れました。
最初は露光時に光が当たるタンク底のフィルムを疑いました。
しかし、タンクの向きを180°変えても全く同じ場所に出来ます。
次に傷付いたプラットフォームを疑いましたが、全面ラフトに変えてから確認するとヒビや欠けの場所と傷付いた位置が一致しません。
残るはデータが露光する時のスクリーンです。
データではもちろんありません。
ヒビやクラックはもっとアナログな形状です。
本体を調べてみるとたどたどしい日本語表記でスクリーンチェックの項目がありました。
そこでようやくヒビや欠けの原因に辿り着いたのです。
最初は小さな範囲の出力で気付きませんでしたが、画面にはハッキリ影が映っていました。