秋田に来て3日が過ぎた。書きたいことはいっぱいあったけど、指が動かなかった。不安で不安でしょうがなかったんだ。栃木を離れる実感が湧いたのは、サプライズで送別会をしてもらったぐらいから。ほんとに行くんだ、行くしかないんだと踏ん切りをつけた。うれしかったな、みんな俺なんかの為に集まってくれて。泣き出して止まらないやつなんかもいたし。心からありがとう。引き返せない、振り返れないとこまで来ちまったと想った。ただ、ほんとに不安で切なくて胸が苦しくなるのは彼女の事。駅のホームで別れ際に泣かれた瞬間はキツかった。電車の中で、これでもかってぐらい泣き続けた。一生逢えなくなるわけじゃないのに。俺には特別な存在なんだ。お揃いの指輪を棄てられなかったのも、写真をとっておいたのも、あの日あの場所で偶然逢ったのも。なにもかもが運命で必然だったんだよね。送別会の帰り道、ベロベロに酔っ払ってたけど、あの時に言った言葉は嘘なんかじゃないよ。僕は君を愛してる。