毎日暑いですがいかがお過ごしでしょうか?熱中症には本当に気をつけたですね。皆様もお気をつけくださいm(_ _ )m
前回は卒論のテーマである脇見恐怖症についてこちらのブログで貼り付けできないのかとあれから調べてみましたが、ペイントしてなんちゃらかんたらみたいなのを試してみたんですが、やっぱり機械オンチにはわからず(笑)
そこで!!他の方のブログを参考にさせていただき、文章を章ごとに分けてそのまま貼り付ければいいんだと理解しました

そうかそうかちょっと難しく考えすぎてました。(私は何に対しても難しく考える癖があるのがよくない

)
とうことで、今回は「脇見恐怖症の実態調査」と題して心理学の大学での卒論で作成した序章と第1章第1節を載せてみたいと思います。
この卒論は、全部でWordでは73ページ、Excelの図表もあるんです(((゜д゜;)))なので、章ごとに今後載せていきたいと思いますので今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
<脇見恐怖の実態調査>
序論 今回、脇見恐怖というテーマを設定した理由として、言うまでもなく私自身が脇見恐怖という症状に長年悩まされた経験があるからである。脇見恐怖とは、自分自身が送る視線に対して相手が不快な思いをしていないかと悩む神経症の一つである。つまり対相手が「人」であるため対人恐怖症との関連性が深い。この説明はごくごく簡単に自らの経験や言葉で述べただけであり、一言で脇見恐怖の症状を説明することは難しい。
現在、世間ではおそらく「脇見恐怖」という言葉を聞いたことがない人の方が多く、症状に悩まされている当事者でも自分の症状が脇見恐怖であることを知らずに苦しんでいる人も少なくないと考える。私自身も脇見恐怖という言葉を知るまで長い年数がかかった。
世間に名が知れていない理由として、脇見恐怖の症状は複雑でわかりにくく対人恐怖の症状のうちの一つとしてまとめられてしまうからだろうと考えられる。そのため、脇見恐怖という症状を詳しく理解している精神科医やカウンセラーが実に少ないのが現状なのではないかと考える。
そこで本論文では、インターネットや文献からの体験談の調査や当事者によるアンケート調査をし、さまざまな観点から、“脇見恐怖とはどのようなものであるのか?”を具体的に明らかにしたうえで、脇見恐怖症が世に知れ渡っていない理由を明白にすることが目的である。そして、これからの精神医学、心理学の分野で広く浸透していくことによって、脇見恐怖の症状に悩まされ、日常生活や社会生活に困難を感じている人たちの解決のきっかけになることを切に願う。
本論
第一章 脇見恐怖とは
第一節 対人恐怖のなかの脇見恐怖 現在、脇見恐怖という症状は、はっきりとした定義がなくいわゆる「対人恐怖」の位置づけでまとめられ精神医学事典では題目として「脇見恐怖」という言葉は見つからない。その理由に、恐怖の対象が「人」であり、脇見恐怖を発症する以前に、対人恐怖の症状をきっかけとしてそこから脇見恐怖の症状が本格的に出てくることが多いからだろうと推測する。また、脇見恐怖と同時に対人恐怖のさまざまな症状と併発していることも多いことも考えられる。そうしたことから、対人恐怖と脇見恐怖は切っても切り離せないものである。そのため、まず本節では「対人恐怖」について述べていく。
対人恐怖は、日本人に独特な神経症であり、欧米においては、対人恐怖症は極めて特異な統合失調症の症状としてとらえられている。そして、日本人の対人関係様式を非常によく反映しているといわれており、それは、日本独特の“文化”や“家庭環境”“社会”と大きく関係していると考えられている。特に、従来の“恥の文化”との関連性としてこれまで数多くの研究者によって論じられてきた。
現代精神医学事典によれば、対人恐怖とは、「 対人場面において耐え難い不安・緊張を抱くために、対人場面を恐れ・避けようとする神経症の一型。悩みの内容は、対人関係における戸惑い、相手の期待をはずすことへの恐れ、社交能力の自信の無さ、人前での何らかの行為の失敗の恐れなど、対人場面での行為の遂行や、社交やコミュニケーションそのものへの不安が中心となっているケースと、注視されている・赤面など恥ずかしい自分の何かが注目されている・駄目な自分を見透かされている、他者に見つめられている、迷惑がられている、嫌われている、などという強迫的思考や思い込みに苦しんでいるケースとに大別される。」(1:加藤敏ほか『現代精神医学事典』2011年弘文堂P669 )と定義されている。また、その具体的症状として「赤面恐怖、視線恐怖、正視恐怖、会食恐怖、吃音恐怖、などなど。対人恐怖症状を呈する疾患はさまざまにある。」(2:1に同じP669)とある。
対人恐怖を発症する原因として、「統合失調症・うつ病・ある種のパーソナリティ障害などに伴う場合もあれば、思春期から青年期にかけて一過性に悩んだ後に比較的速やかに消失するケースも少なくない。神経症タイプの中核郡は、思春期から発症し始め、20歳台の後半には軽快する場合が多いが、一部、中年期以降まで症状が持続するものもあり、また、中年期に発症するケースもある。」(3:1に同じP669 )
この対人恐怖は、「日本では森田正馬がいわゆる森田神経質という概念を構成したとき[1930]、それに特有の性格特徴、心理機制を記述するとともに、臨床的特徴の中心としてこの対人恐怖症をあげた。したがって、森田神経質という概念からすれば対人恐怖は一症状名であるが、実際には対人恐怖と森田神経質は今日同義語のごとく使われることも少なくない。」(4:加藤正明ほか『新版 精神医学事典』弘文堂新版1993年P515)とあり、森田正馬によって対人恐怖という症状が世に知られていったといっても過言ではない。同時に、対人恐怖の治療としても森田正馬が創始した森田療法が代表的となった。
そしてDSM-Ⅲ(アメリカ精神医学学会における精神障害の分類と診断の手引き)で初めて、対人恐怖と日本人がいう神経症類型に注目され、項目として取り上げられることとなった。その影響でWHOの国際疾病分類ICD-10にも名称が記載された。これは、1960年頃のマークスI.Marksの研究によるところ大であったと思われるが、韓国の精神科医とのシンポジウムでの成果も大きい。このシンポジウムで、韓国にも視線恐怖など、日本の文化と結合性が強いと思われていた症状が存在することが理解された。
以上、序章・第1章第1節を載せてみました。またよろしくお願いいたします。