今回は、少し趣向を変えて。


 私から、若い方へお伝えしたいことがあります。 


68歳になった今、これまでの人生を振り返って、
「これは、早くからやってきて本当に良かった」
と思うことが有ります。 


その一つが、
「できるだけ早く、自分の自宅を買ったほうがいい」
ということです。


 もちろん、どんな物件でもいいというわけではありません。 


できることなら、
自分が住まなくなっても、すぐに借り手が見つかるような住宅
を選んだほうがいいと思います。 


現在は金利上昇局面にあります。 


しかし、私が初めて自宅マンションを購入した頃(29歳の時)は、今よりもさらに金利が高い時代でした。


 もちろん、
「買った物件が値下がりしないか」
という点については、慎重に物件を選ぶ必要があります。 


しかし、
「ローンを組むこと」そのものを、必要以上に怖がる必要はない。 


私はそう考えています。 


むしろ、ローンを上手に利用して、
時間を味方につけながら、資産を増やしていく。 


若いうちだからこそできることだと思います。 


そして、もう一つ。


 転勤は、積極的に受け入れたほうがいい。 


特に、
海外勤務のチャンスがあるなら、私は積極的に挑戦することをお勧めします。 


転勤になれば、会社の制度によっては、住宅費の補助を受けて転勤先の住居を借りることができます。 


一方で、自分が購入した自宅は、賃貸に出す。


 つまり、
自分は会社の補助を受けて転勤先に住み、購入した自宅は家賃収入を生む。 


そんな仕組みをつくることができます。 


そして、特に海外勤務には、大きなチャンスがあります。 


会社によっては、現地での住宅、車、医療保険代などを負担してくれる場合もあります。 


さらに、
現地通貨で現地給を受け取り、日本円で内地給を受け取る。


 内地給は社会保険料や年金などに充てられる為少し多めに支給されることもあります。 


そう考えると、
海外勤務は、資産形成の大きなチャンス
にもなります。


 もちろん、会社の制度や赴任先によって条件は違います。


 しかし、私自身は、実際にオーストラリアで6年間生活し、その経験がその後の人生に大きな影響を与えました。


 では、私自身はどうだったのか。 


私は、
29歳のときに、自宅マンションを1,700万円で購入しました。


 そして、34歳でオーストラリアへ赴任。 


その後、帰国する40歳まで、そのマンションを賃貸に出しました(残債は出来るだけ手元資金などで、繰り上げ返済をいたしました)。


そして帰国後、新しい別のマンションを購入し、29歳で購入したマンションは賃貸に出し続け、 その家賃収入でローンを返済していきました。 


 約30年間、家賃は月10万円ほど。 


そして、61歳のとき。 


29歳で1,700万円で購入したマンションを、
2,000万円で売却しました。 


34歳で渡豪してから、約25年以上。 


その間、海外勤務中、帰国後と賃貸に出し、最後には売却する。 


今振り返ってみると、
「やっておいて良かったな」
と、本当に思います。 


もちろん、これは私の一つの経験にすぎません。


 金利も、物件価格も、税制も、住宅事情も、今とは違います。 


だから、誰にでも同じ結果が出るという話ではありません。 


それでも、
若いうちにローンを利用して自宅を購入する。 


転勤をチャンスと捉える。


 特に海外勤務には積極的に挑戦する。 


そして、
時間を味方につけて資産を形成する。 


これは、私自身の人生を振り返って、若い方にお伝えしたいことです。 


そして最後に。


私の29歳から61歳までの経験を、数字にして考えてみると……



「これなら、ちょっとやってみたくなりませんか?」 


私は、そんなふうに思うのです。


😊
次回からは、またオーストラリアでの経験に戻ります。 


第76話へ続きます