日本海沖の海底を震源とする地震としては、死者1人を出した福岡県西方沖地震(2005年3月、M7・0)、秋田県沖が震源の日本海中部地震(1983年5月、M7・7)などがあるが、能登半島沖では、M7前後の大きなものが起きた記録は残されておらず、極めて珍しい地震と言える。
北陸地方の地震活動に詳しい尾池和夫・京都大学長(地震学)は「ユーラシアプレート内部で発生したと考えられるが、あまり大きな地震の起きない珍しい場所での地震だ」と話す。そのうえで「ユーラシアプレートに乗っている西日本全体の地震活動が活発化している。今回の地震で、このプレート東端の能登半島沖まで、大きな地震が進行してきたことが明らかになった」と言う。
最終更新:3月25日15時45分
読売新聞
地震で陥没した道路(25日午後1時15分、石川県志賀町で、読売ヘリから)=上田尚紀撮影
石川県能登地方で震度6強、1人死亡・117人重軽傷
25日午前9時42分ごろ、能登半島沖(輪島市の南西約30キロ)を震源とする地震があり、石川県輪島市と七尾市、穴水町で震度6強、同県能登町、志賀町、中能登町で震度6弱を観測した。
珠洲市で震度5強、富山県射水市や富山市などで震度5弱を観測したほか、北陸から東海、近畿などの広い範囲で震度3以上の揺れを記録した。
この地震で、輪島市内で倒壊した灯籠(とうろう)の下敷きになった女性1人が死亡。同市内で100棟以上が全半壊するなどし、読売新聞のまとめ(午後2時現在)では、石川、富山両県で少なくとも117人が重軽傷を負った。
気象庁によると、震源の深さは約11キロ、マグニチュードは6・9と推定される。余震も続いており、午後1時までに67回の有感地震を記録した。
最終更新:3月25日15時45分
読売新聞
余震が浅い地盤にも分布、警戒呼びかけ…東大地震研
25日に発生した能登半島地震の余震が、陸地の浅い地盤にも広がっていることが東京大地震研究所などの解析で分かった。
震源になった海底の断層が陸側に及んでいるためで、同研究所は「大きめの余震が地表近くで起きれば、直上の街に大きな被害が出る」と警戒を呼びかけている。
同研究所によると、余震は26日正午ごろまでに、小さなものも含めると800余り観測されている。それぞれの震源の位置や深さを調べたところ、主に本震の震源の東側にあたる、石川県輪島市や志賀町の陸地と周辺海底に集中。25日午後6時11分に観測されたマグニチュード(M)5・3の余震は、最も東の内陸部で発生していた。
最終更新:3月26日14時39分
読売新聞
<能登半島地震>M6以上の余震発生、確率は10% 気象庁
能登半島地震について、気象庁は26日、今後3日間にマグニチュード(M)6以上の余震が発生する確率を10%、M5以上は70%と発表した。26日午前10時までに発生した余震は186回に上る。うち震度5弱が1回、震度4が3回だった。鉢嶺猛・地震津波監視課長は「余震は減っているが、今後数日間は所によって震度6弱の余震が発生するおそれがある」と話し、壊れかけた建物の倒壊などに注意を呼びかけた。【五味香織】
最終更新:3月26日12時3分
毎日新聞
余震計243回に、気象庁「まだ数日間の警戒必要」
能登半島地震の発生から3日目となる27日、この日の余震は午前11時までに15回と徐々に回数が減りつつあるものの、気象庁の鉢嶺(はちみね)猛・地震津波監視課長は「大きな揺れに見舞われる可能性もあり、まだ数日間は警戒が必要」と述べた。これで25日以降、余震の回数は計243回となった。
同庁によると、27日午前2時ごろ、マグニチュード3・9の余震が発生し、石川県輪島市と穴水町で震度3を観測した。26日の余震は計79回(午前11時までは38回)で、27日はその半分以下のペースとなっている。同庁は「余震活動は徐々に減衰していくだろう」としている。
最終更新:3月27日11時35分
読売新聞