Il fascino di Parma パルマの魅力 | 美術作家鈴蘭のブログ

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描いたり、書いたり、作ったり。

パルマを訪れるのは2度目の事

パルミジャーノと生ハムやサラミが真っ先に思い浮かんでいましたが、

今回の訪問で

今まで美味しい物に目眩しを受けて

他の素晴らしい事に気づけなかった自分を

憐れに思ったのでございます。

単にイタリアと言えども

当然の事ながら土地土地の様子は千差万別。

滞在拠点としているトリノと比較するだけでは到底パルマの輪郭は描けないでしょう。

かと言って他の多くを知っているわけでも無いので 体験の中で肉感を持って受けた事を記しておこうと存じます。


ミラノ中央駅から走る事90分程でパルマ駅に到着致します。

Centro まで私の足でゆっくり歩いても15分




その一本中に入っても穏やかさは変わりません。





そしてこのcentro にある

パルマ大聖堂 

《Cattedrale di Santa Maria Assunta》は名実ともにパルマを表しているのでありましょう。

Piazza Duomo の東に建ち、南に洗礼堂、西に司祭館。


2006年に献堂900周年となったと記されております。ポーン










一歩

中に入ると



荘厳




イタリアロマネスク建築の代表の一つとしてご存じの方も多いかと思います。更にコレッジョのフレスコ画は素晴らしいの一言。



短い散策の途中に入った聖堂はミサ中でした。

その時

あっ❗️って言う

なんか違うけど

なんでしょう

何と言うのか

なんだか 不思議な気分になりました。



それからギャラリーに向かい



ギャラリーのVittorio と話している中で

私がカトリック信徒だと言う流れになりますと

『僕もそうだよ。』

間髪入れずに返って来たのでございます。

これは

これまで会ったイタリアの方との間で初めての事でございます。

話しはここで終わりではござませんで、

ミサの聖変化の文言を揚々と発したのですから素敵過ぎ❣️ストレートな表現できるここはまさに

あの大聖堂そのものだと震えたのでした。


ミサに与る方々はミサを大切にしているに違いないのですが


そう言う事とはちょっと違って


なんだか街全体が揺るがない信仰をもっているとでも言うのか、

それに近い感じを受けたのでございます。

パルマ自体が、13世紀の典型的な都市の姿を最も完全な形で伝えるとされる というくだりを

私はこんな体験からもう一度体の中に落とし込むのでありました。






ではまた。