2つの扉絵 | 美術作家鈴蘭のブログ

美術作家鈴蘭のブログ

描いたり、書いたり、作ったり。

祭壇画

祭壇画と言っていいのでしょうか

それとも扉絵と言いましょうか。


扉を開く行為は

御前に進み出て

跪くのと似ていると思うのです。


祭壇画と言われるものの多くは

閉じらている時見える外側は

中とは別の絵になっているか

あるいは絵は無いかです。


私は

開くという行為によって

初めて中にあるものを見る

という作品を作りたくて

蓋を開ける箱📦になっていったのだけれど



またそこからこの扉絵に発展しました。





作品が出来上がってみると

1つは『イエスの御心』cuore di gesùあるいはPasqua 













もう1つは『聖母』Santa Maria

になっていたのでした。



『聖母』Santa Maria

リボンレースがぐるりと裏表を繋いでいて

かつて作った 聖母マリアのマントの香りがします。



作品を作っていると

時々こんな事があって 不思議だなと思うのでした。


こちらの作品はもうじき

くにたちビブリオでの展覧会で展示します。



どうぞご高覧くださいますように。


ではまた