田園地帯を歩いていると、所々で水を張った休耕田を見かけます。

 乾田のままですと雑草が生い茂り、いざ田んぼに還しても土の状態が変わり稲が育ちにくくなることから常時水を張り、たまに代かきなどして、できるだけもとの水田の環境に近い泥田状態にしてあります。さしずめアグリビオトープといったところでしょうか。

 多様な水生生物や微生物が繁殖し、コチドリやセキレイさらにサギやカモ類などの水辺を好む鳥達にとって格好の水場や採餌の場になっているようです。

 

 

カルガモ

 

 先日来の大雨で水かさが増えた休耕田に、子育てを終えたカルガモ夫婦が水入らずでのんびりと泳いでいました。(水面に隣接する大型商業施設の外壁などの色が写り込んでいます。)

 姉さん女房なのでしょうか?水の中にいても陸にあがってもメスが先でオスがそのあとについていってます。夫唱婦随ならぬ婦唱夫随といったところでしょうか。どちらにしても夫婦仲がよいことには違いありません。